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働いて後悔してる件

俺の名前は、有下智樹なんとなく高校に通って働きたくないので大学に行き就職活動でうまくいかず知り合いのツテでブラックよりのグレイゾーンな総合物流会社の倉庫作業員として働くことにした。

 初日、身体がいつもより数倍重いような感覚があり実家から出た。会社に行き朝礼で自己紹介をすることになった。「おはようございます。本日からこの会社に入社した有下智樹です。よろしくお願いします。」そしてこの会社では、朝からラジオ体操がありそれが終わり次第現場の監督に呼ばれ倉庫案内をしてもらいました。監督ははげておりそれも相まって怖そうな風貌だった?年功序列らしく監督は一番倉庫歴が長く最初にアドバイスをもらいました。「山岡の言うことはあまり信用するな。」山岡さんとは、50代で服をあまり洗濯せず目が悪く息を吐きながら喋るので滑舌は残念である。最初は聞き取れなかった。また監督は明日からの作業手順を話してくれました。まず朝礼がありコンテナトラックなどの荷卸しを手伝い午前は入庫メインで働き、午後は出荷作業のサイクルで働くのが基本らしい。荷物はBTOBという企業間同士の荷物が大半のため土日祝日は比較的休みになりやすいが、会社の方針で祝日を入れて週休2日のため土曜日休めば有給を使わなければならないこともあり詐欺に思えた。そのこともあり最近よくネットでみつけた退職任せてが頭によぎりまくったが持ち堪えた。

 初日のお仕事が無事に終わり俺にはもう一つの顔がありそれは転売ヤーである。ただし俺は長期型転売ヤーであり小さな子供が今は買えないが大人になりお金を持つようになった時、まだ子供心を忘れていない大きなお友達が欲しがりそうな再販されにくいものが狙いだ。主に12月が多忙で、各オモチャのエース級が販売されやすく歳末セールも絡みやすいからである。また商品に光が当たらないようrvboxなども買っている。そんな転売ビジネスをやろうとしているので年中金欠である。そのため副業として空き缶拾いをしてる。 次の日、朝礼が終わりコンテナのものを荷卸しをする。今回はものが重く40フィートのコンテナにぎっしりと箱が詰まっており日雇いの派遣をよんでいる。日雇いの派遣の人は比較的に癖が強い人が多くよく入れ替わり激しく当たりが来るよう願っている。ちなみに夏の40フィートは熱がこもりやすく熱中症はたまにでたりする。学生時代体育館の部活では、35度を超えると部活を自粛するように言われているが年々猛暑がやばくなり35度はよく越えるようになり暗黙の了解であったりなかったりだがコンテナはそれより酷い気がする。今日の派遣ガチャは大島さんだガチャでいうsrくらいだ。大島さんの特徴は40代でてっぺんハゲでよく動く人だ。外国からコンテナが来たこともあり、虫や砂まみれ小さな穴が空いており水漏れ系も全くなく無事に卸しが完了した。

 その後、事務所に行き職員に今日の出荷を尋ねにいった。この事務所の特徴は女性が多く独身率100%だ。なぜこのような事が起きたかというと採用時結婚しなさそうなタイプをとっているからである。男女雇用機会均等法という法律があるので一定の率稼ぐために寿退社しない事で退職理由を減らしているからである。そんなこともあり、御局様がおり長岡さんだ。正直全くタイプではないので俺の好きなタイプではない。俺の好きなタイプはちょっとマニアックな話になるが若くて童顔で低身長な女性だ。ロリコンではない。事務所に行くと会社の敷地に生えている草が会社の土地の外にまで出ておりクレームが入り草刈りの業務が増えた。結構放置していた事もあり多く茂っておりライターで火をつけ燃やしたいぐらい多かった。その後休憩で転職を繰り返してきた川島パイセンがおり転職についつて聞いた。先輩の経験曰く「転職した後より転職活動中の方が楽しい」という言葉が印象に残った。

 昼になり派遣の人達とご飯を食べに行った前までこの会社に来ていた小野寺さんを見ないなと思っていたら生活保護を受けたらしくなんとなくなりたいなと思った。俺の生活保護のイメージは税金からお金をもらっているので公務員みたいなものかと思った。だが今の自分では受けれないと思うので諦めた。倉庫で働くにはフォークリフトの資格が必要なので取得に行きました。1日目は学科試験で、その日に習った事をそのままとき問題なく突破できた。2日目からは技能のためフォークリフトにのりコーンの障害ぐるぐる動き本番のコースも練習した。4日目に試験があり一発合格した。失敗した人の例も聞いていたので良かった。落ちていたら会社に行くのも恥じだしお金も持たなかった。ただヘルメットは3日間同じだったので頭がかゆかった。

 その次の日から会社のフォークリフト作業もするようになった。倉庫にあるフォークリフトには何種類かあり、カウンターリフトのミッションやオートマにピッカーやプラッター、トランサーがある。古い倉庫という事もあり無人のリフトはない。まず、倉庫でピッカーの練習をした。ピッカーはピッキングリフトでありバイクのような操作に上下の移動もでき穴にフォークがついていて小回りもいい。だが倉庫用という事もありタイヤはゴム系とは違いアスファルトでは壊れやすい。ただ空気を入れるとかはなくゴムより寿命が長い。練習ではピッカーの小回りが予想を超えており冷や汗をかき続けた。ちなみにピッカーやプラッターの燃料は純水で充電式だ。明日はプラッターを練習する予定だ。

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