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第30話 後日談

 文化祭も謎の金髪女性と二宮さんで二週目になる文化祭を楽しんだ。




「私シフトがあるから抜けるけど!金髪のあなた!なにもしないでよ!」




 そういって二宮さんは僕にキスをする。キスの安売りセール?僕たちはそもそも彼氏彼女の関係じゃないよ?




「こういう関係だから!」




 そんな関係にはなってないけど、このストーカーに情報を渡したくないから否定はしない。行為が終わった二宮さんは足早に去っていく。




「お〜、これがNTR(寝取られ)ですか」




 彼女は身震いする。もしかして喜んでる?




「なんで君は僕のことを知っているの?」




「う〜ん、言ったら彼女怒る……。いいや、言っちゃえ。あなたのお姉さんからあきくんを知りました」




「え?はる姉、ふゆ姉どっち?」




「よく分かりませんが、よくゲームをしている方です」




 ふゆ姉だ。彼女は出会いの馴れ初めを語り出した。




「私がはじめての彼女と知り合ったのはゲーム。そのゲームは女性の人口が多いゲームで男性はやる人が少ない。私が男キャラとして女性を釣るため逆ネカマをしていました」




 この人はクズなのか?




「ある時、ネットで相手の男性キャラを釣っていたたら『私はホモでーす、仲良くしましょう」とコメントが来て仲良くしてました」




「要約してほしい……」




「あなたの姉も私と同じくらい……いえ、私以上にゲスい嘘を付いていて。通話でバラした瞬間、どちらも逆ネカマをやっていて意気投合していくうちに仲良くなりました」




 長い上に話が濃い……。ネットゲームで逆ネカマをしていたら相手も逆ネカマをしていてその相手が僕の姉だと……。てか、ふゆ姉は本当にネットでなにしてるんだよ。




「私はそれから仲良くなりあなたの姉に英語を教えて私は日本語を教わりました。いつも、彼女は弟の自慢をします。そんなある時、写真を見せてくれました」




 あなたの写真を見た瞬間、ビビッと反応して日本に来ました。


 色々突っ込みたいけど、ふゆ姉が見知らぬ人に僕の写真を見せてる点、それに僕の写真を見ただけで来るこの人の行動力。




「なんで、僕たちは前世結婚してるの?」




「この設定もなかなか疲れまーす」




「いま、設定って言わなかった?」




「聞き間違いでーす、私日本語が不慣れで」




「いや、めちゃくちゃ上手だよ?」




 ふゆ姉が日本語教えていたにしてもこの人の学習能力すごいな。


 この件について、ふゆ姉に直接話を聞きに行くことを決めた。

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