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俺らの日常

・・・正一郎の親友登場


要望が有ればシリーズ化する?かも

日常は、人によってその違いが顕著に出るものである


少なくとも俺はそう思う


その一例は・・・


―――――――――――――朝


「光輝~早く起きないと遅刻するわよ~」


「あいよ~」


こんな普通のやり取りから始まる


俺の名前は大野光輝おおのこうき、いたって普通の高一だ


{・・・普通?}


まあ確かに”ちょっと”普通じゃない所もあるかもな


例えば・・朝起きたらなんか神様と話せるようになってたとかな


{やだなあ、私は神じゃなくて女神さまだよ}


うん、まあこういうのはよくあることだ


日常、日常、日常茶飯事


・・・いっつも思うんだが茶飯事ってお茶ずけだろうか?


{じゃない?}


なるほど、さすが女神さま、賢い


{でしょ~}


「何やってるの?しげるくんと颯太そうたくん、もう来てるわよ~」


おや、あいつら早いなあ


着替え始める


{朝ごはん抜くとつらいよ?}


大丈夫だ、俺には”絶対にばれない108の早弁の仕方”がある


{へえ~}


凄いだろう?しかも今なら1800円(税込)だぞ?


{売ってるの?}


まあな、ちょっとうちの傘下の”本OFF”に1000冊ぐらい


{凄いね~}


・・・実はこの男、大野グループの次期会長である


大野グループは、既に世界にすら進出し、世界を影から操れるほどのグループである


ついでにこの男自身、神に贔屓されてんじゃねえの?ってほどのいい男


さらには頭もいい、畜生!こんな奴が存在していいのか!ってほどの人間である


なのにそんな男がこんな一軒家で寝ているのは何故か


それは、この付近に住んでいる”竹中正一郎”と親友だから、という簡単な理由であった


そして、完璧なようなこの男にも欠点が1つだけある


それは、”極度のトラブルメイカー”であることだ


広い世界を探してもここまでのトラブルメイカーはいないんじゃないの!?ってほどのだ


ついでに関わった人間はほぼ確実に不幸属性がつく


勘違いされそうなのでひとつ言っておくと、”竹中正一郎”自身も極度のトラブルメイカーである


そんな二人の・・・いや、一人の日常


なんで変えたか?それは進んでいけば分かるさ


着替え終わったから外に出る


そこにはいつもの通りに茂と颯太がいる


「おはよ」


挨拶をする


「「おはよう(ニコニコ)」」


二人とも満面の笑みで返してくる


「?お前らどうした?そんな気色の悪い笑みを浮かべて?」


「・・・なあ、寝坊したのは分かる、分かるがな?」


颯太が言う


それを茂が続ける


「家から出てくるのにいつも40分かかるってどんだけ広い家だよ!?」


爆笑しながら


日常いつもだろ?」


「こんなおかしい日常があるかぁ!!」


そんな日常の物語


帰り道


「なあ、女にもてる秘訣ってなんだろうな?」


「如何したんだ?急に」


「ここで、恥を忍んで頼みがあるんだが」


「ん? なんだよ」


「俺をモテる男に改造してくれ」


「……そーいう相談はショッカーにでもしてくれ」


「いや、そーいう意味じゃなくて、お前らから見てモテる男とはどういうものかを」


「モテる……ねぇ」


 そして2人はうーん、と考え込んだ。


「やっぱり面白いヒト、とか?」


「それについては自分ではわからんな……」


「……大丈夫だ、21世紀にもなって教科書で机を隠しながら早弁しておまけにバレてないと本気で思っ

ているお前の脳味噌は何の疑いも無く問答無用で興味深い」


「後は……自然が好き、とかか?」


「自然かどうかはわからないが、家の鉢植えでマンドラゴラと朝鮮人参とトリカブトを栽培してるぞ」


「……家庭菜園は非常にいいことだと思うが、なんだそのヒトが殺せそうなヴァリエーションは」


「……待て。今のお前らの話し合いを総合して結論を出すと、

 ”俺がモテモテじゃないのはおかしい”

という結論にいたるんだが一体コレはどういうことか」


「それは本気か?本気で言っているのか?」


茂が絶賛大爆笑中だ


「・・・駄目だ、こいつ・・・早く何とかしないと」


颯太が呆れながら言う


なんでだ?


そう言えば正一郎は何処に行ったんだろう?


あの元気なお爺さんに流浪の旅にでも行かされてる、とか?


俺はそんな”ありえそうな”想像を止める


そんな時に―――――


「お、おい!あれ!!」


颯太が急に大声を出した


颯太が指さした先を見ると――――――――


「ど、ドラゴン!?」


なぜかドラゴンが道端で暴れている


「あっはは!だからお前と一緒に帰るのは止めらんないよな!!」


「茂、自重してくれ・・・」


まあ確かに色々とおかしいことも起きるがな?


「だってさ!龍だよ!?龍なんだぞ!?なあ、颯太、そう思うだろ?」


「お前は少し自重しろ!そして光輝!またお前のせいか!!」


颯太が怒ったように言う


「お、俺のせいなのか!?お前らにだって少しは責任が―――――


「無い!こんなトラブル体質はお前と正一郎ぐらいだ!!」


{正一郎?最近有名な彼のことか?}


女神が何か考えている


「茂!颯太!光輝!逃げろ!!

今俺もそっちに―――――――


「え?その声は――――――


正一郎!?流浪の旅に出ているはずじゃ・・・


シュン


そんな音と共に穴が消える


・・・残ったのは俺と茂と颯太とドラゴン


オオオオオオオオオオオン!!


「うるさっ!」


「んなこと言ってる場合か!!」


「あっはははははは!!」


まさに三者三様


とはいっても・・・どうしようかな~この状況


流石に俺にはドラゴンに勝てる力は無い


正一郎なら普通ーに倒しそうだが


あいにくそんな力は持ってないのよ、俺は


{じゃじゃーん!そんな時には私を頼ってください!!}


え?なんかいい方法があるの?


{私が今から言うことを復唱してくれれば力をお貸ししますよ?}


じゃあそれお願い


{はい♪では・・・”召喚術、女神”}


「召喚術、女神」


そう言うと目の前に一人の女性が現れる


腰まで伸びた銀髪が光を反射してとても眩しい


「ふう、やっぱり此処は空気が汚いですね」


そんなふうに言っているが、都会っ子の俺には解らない


っていうかこの人どっから出てきた?


ドラゴンが彼女に火を吐こうとする


「魔物よ、立場をわきまえよ、”滅”」


彼女がそう呟くと龍は消えて・・いや、”滅んで行く”


完全に”そこに居た”という痕跡が無くなってから


彼女はこっちを向いて言う


「さあ、契約をしましょう」


「契約って?」


「ただ私が貴方を守ることを合法にするだけですよ」


「何故そんなことを?」


「貴方も見た所凄い魔力を持ってますからね、これからは何かと狙われるでしょう」


「狙われるって・・・誰に?」


「え~っと・・・他の女神です」


「なんで俺が狙われるの?」


「そのトラブル体質が物語ってますよ」


「?これと何の関係が?」


「トラブル体質は女神に好かれ易いのですよ」


「・・・つまり?」


「これからもこんなことがちょくちょく起こるようになります!」


「・・・・・・・・ハア」


「およ?案外簡単に受け入れられるんですね」


「なんていうか・・・慣れた」


「なるほど~、では、さっさと契約してしまいましょうか」


「どうすんの?」


「私の言ったことを復唱です、”我はここに誓う、この者と約する事を”」


「ん、”我はここに誓う、この者と約する事を”、これでいいのか?」


「はい♪」


「意外と簡単だったな」


ちょっと拍子抜けだ


「まだ仕上げが残ってますよ?」


「え?何?」


「私とちゅ~をしなさい!」


え?・・・今までのシリアスな雰囲気は?


「さあ!さあ!!さあ!!!」


シリアスな空気をぶっ壊した張本人は悪びれもせずに迫って来る


そして目前まで来て俺の唇にキスをして言う


「私はこれからはこの世界にお世話になります

勿論住むのは貴方の家ですからね!!」


・・・まあこれがいつもと”あんま”変わらない俺の日常の一つだ








はい、光輝君たちへの救済処置です


これ、書くのきつかったです?


長過ぎた・・・もうちょっと短くすればよかった・・・


光輝「それだと俺達のキャラが薄くなんね?」


お、光輝君


女神「まだ私なんて名前も出て無いじゃないですか!」


気にすんな、ついでに名前は絶賛募集中だ


茂・颯太「「俺達最後の方空気!」」


煩い、一山500円のサブキャラは黙ってろ


し・そ「「サブキャラじゃない!!」」


おーおー文句があるならシリーズ化した時に聞いてやんよ


こ「シリーズ化するのか?これ」


さあな、わからん?


め「私の名前~」


まあ感想・名前の案など送って下されば幸いです


それでは!

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