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転生 18日目 ゴブリンストーカー その1

また1週間土木作業をこなし、毎日魔法書を読み、ゴブリンを倒すための準備をした。

最初にギルドの受付嬢に少し説明をされたが、モンスターを倒し死体を持っていくとギルドで実績となり国から報奨金をもらえるようだ。

聞いたところゴブリン1体なんと土木作業10分と同じ値段だった。

あまり人に害をなさない上に大人なら誰でも殺せると言うことならそんなものだろう。

俺も別に実績や報奨金を目当てに殺しに行くわけではなく、呪殺がどういったものかを試すために狩りに行くだけなので金がもらえなくてもたいして気にはしない。


あまり遠出をする気はないのだが、初めてこの国から外に出るのだからかなり慎重に装備を整えた。

防具は逃げ出しやすいように軽めの皮でできた鎧にした。

武器はかなり迷った。昔なにかで刀で人を切ると肉の油で滑ってしまうので素人が刀を振ると自分の足を切りつけてしまうこともあると聞いたことがあるので剣はやめたほうがいいとも考えたが、流石に命のやり取りになるかもしれないので、殺傷力が高い武器にした方がいいかと迷った。色々考えた挙句こん棒にした。これなら扱いやすいだろう。


とはいえ別に直接戦いに行くつもりではないので武器と防具は最悪の事態に備えてという感じだ。


あとはカメラのような魔道具はやはり売っていた。ただ魔道具がどういう風に作られているのかはわからないが供給が少ない割に人気の商品のようで目が飛び出るほど高かったので買えなかった残念だ。

ちなみにカメラという名前ではなかったがカメラのような装置なのでカメラと呼ぼうと思う。いつか買えたらいいな。


他にも食料や地図、小物など念のため装備に不備がないか確認し宿を出た。


国の入り口には門があるが開きぱなしで誰でも自由に行き来できるようになっている。

人の出入りも激しいので誰もこちらのことなど気には留めない。

そして俺は異世界に来て18日目にやっと初めて来た国から出たのだった。


国の外は広い原っぱのようなところでモンスターのモの字もない。

まあこんな国を出たばかりのところにモンスターが出るのなら門を開けっぱなしに等出来ないだろう。

一応見渡す限り草原といった感じだが遠くには森のようなところも見える。事前に調べたが比較的弱いモンスターしかいない安全な森で1時間も道なりにあるけば森にはつくはずなので歩き出した。


長々と歩いて予定通りに森につく。

普段肉体労働をしてるせいか疲れはほとんどなかった。

この先にも街があるので森といっても道はあるし人も普通に通っている。

迷ったりしたら大惨事なのだが森に入らないことには始まらない。

意を決して森の中へと入っていった。


現代では都会っ子だったので森を歩くのなんて初めてだ。緊張する。

少し歩くとガサガサと草の鳴る音がし何かが飛び出してきた。

と同時に俺も飛びのいて逃げたのだがよく見るとウサギだった。こんな様でこの先大丈夫なのだろうかと自分にあきれる。


迷うのを恐れて10分、20分ほど森の中に入っては街道に戻ると言うことを繰り返しているとついに小柄な人間のような足跡を見つけた。

ゴブリン博士でもなんでもないのでこれが子供の足跡かゴブリンの足跡かはたまた別の生き物の足跡なのか区別はつかない。

仮にゴブリンの足跡だったとしたらこんなにも簡単に見つかっていいのだろうか。調子が良すぎないか?

そんなことを考えていたらまた草むらでガサガサ音がる。

またウサギだろうかなどと考える前に人間のような生き物が飛び出してきた。


ゴブリンだ。


一瞬目と目があう。


すぐさま逃げ出そうとしたがこちらより先にゴブリンが逃げ出した。

一瞬の出来事に唖然としてしまう。

この世界のゴブリンははぐれ〇タルなのだろうか。


追いかけるべきか考えたが、よく考えたら罠ではないだろうか?臆病な生き物なのに街道の側に痕跡を残し、姿を現し、逃げる。これは囮なのでは?

つまり追いかけたら集団で襲い掛かってくるかもしれない。

そう考えたら追いかけるべきではないだろうと判断し街道へと戻った。


街道に戻り少し休憩をしたらゴブリンにあっただけで無駄な満足感が出てきてしまった。日も傾き始めているし、今日はもういいかという気分になってしまっている。

よし、戻るのにも時間がかかるし帰るか。


迷うことなく岐路を辿った。


国に帰り宿に戻った後は流石に反省した。

これではピクニックしてきたのと変わらないだろう。


次は頑張ろう。


そう誓ってゴブリン探索初日は終わってしまった。

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