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転生 10日目

ギルドへ行った日から1週間の間は宿と土木作業を往復し金を稼ぎ続けた。労働基準法などないので無休だ。幸いなことに現世より若い体で体力はあった。

おかげさまで少し手持ちにも余裕が出てきたので今日は休日としたわけだ。

休日といっても遊びに出ようと思ったわけではなく、どうやら図書館があるようなのでそこでこの世界のことを調べるためだ。


図書館はすぐに見つかった。場所を事前にある程度聞いておいたおかげで迷いはしなかったが、予想以上の大きさに驚く。

入口で注意書きを読むと普通の図書館と同じで中の本は自由に読んでいいようで、貸し借りにはカードを作ればいいようだ。


早速中に入りこの世界についての本を探し見つけた。


本を読んだ感じ、簡単にまとめるとどうも自分が飛ばされた国はこの世界で一番大きい国のようで、この世界の中心的な役割があるようだ。どこの街や国も柵や城壁でモンスターからの被害を減らしている状態で、人間同士は争わず協力してモンスターを減らしていこうといった感じなのか、人間同士の争いは少ないようだ。


ただ読み終わって困ったことがある。

魔王の魔の字も出てこないのだ。

女神は魔王を倒して世界を救えと言っていた気がするがこれから生まれるのだろうか?

そもそも世界を救えというのは何をもって世界を救ったことになるのだろうか?


元々あまりやる気もないのに目的が曖昧過ぎてさらにやる気がなくなってしまった。

とはいえまだモンスターと顔合わせすらしていない俺が魔王がどうのこうのと考えても仕方ないのだろう、いったん保留だ。


別の階に行き次にモンスター図鑑のようなものを探しだす。

見つけた……と思ったら動物図鑑だった。

一応中を軽く見てみるとウサギやら猫やらの写真のような絵が載っている。カメラのような魔道具があるんだろうか?

人間からしてみれば凶暴な動物はモンスターと変わらない様に思えるのだがどこで線引きがされているのだろう?


モンスター図鑑はすぐ近くにあった。

目次を見るとゲームで見慣れた名前がズラっと並んでいてゲームの説明書のようで少し笑えてしまう。


最初に載っているモンスターはゴブリンだった。

ゴブリン、知能は少しあるがそのため臆病者で基本的には人は襲わない、物を盗むことはある。大人が武器を持てば簡単に殺せるでしょう。ただし自分たちが弱い生物なのは理解しているので群れでいることが多いです。

ざっくり言うとこんな感じに書かれている。

人を襲わないのならモンスターではないのでは?と本にツッコんでしまう。


他にもリザードマンやドラゴン等いかにもなモンスターが載っているが、やはり最初に載っているだけあってゴブリンが一番弱そうだ。

興味本位でモンスター図鑑を見ていたのではなく一応世界を救いに来たのだからモンスター倒しておこうと思い、弱いモンスターを調べに来たのだ。

そして今、まず自分の強さもわからないので、一番弱いゴブリンを倒そうと決めた。


他にも色々な本を物色し、日が暮れるまで図書館で時間を過ごした。

本屋でもよかったのだが、中身の確認のしやすさから図書館を選んでよかったと思う。

そして1冊の本を借り宿へ帰還した。


宿に帰り、その本を開く、タイトルはモンスター図鑑……ではなく魔法の初歩という本だ。

そもそも呪殺などというスキルをもらったが、どうやって使うのかは教わってすらいない。

というのもあるが、現代の地球で生きた人間なら魔法というものが使えるかもしれないのなら興味を抱くのは普通であろう。

ただそもそも呪殺がこの世界の魔法と同じ分類に入っているかもわからないが。


困ったことに初歩とは書いてあるが書いてある内容はわりとチンプンカンプンで図書館で読み進めるのは厳しかったため借りてきた次第だ。

まあ仕事終わりに宿ですることもなかったので少しづつ読み進めていけばいつか魔法も使えるようになるかもしれないという願望も入っているが、無理そうなら図書館に返して、いけそうなら他の魔法の教科書のようなものを借りるか買えばいい。


とはいえ1時間ほど睨めっこしたが全く内容が頭に入ってこないため今日はもう諦めて寝ることにした。

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