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007 イナカ村

 イナカ村では大勢の大人達が慌ただしい雰囲気だ。リタを探しているのだろうか。


「リタ! 無事だったか!」


 俺と一緒に歩くリタに駆け寄ってくる男女が居る。両親だろうか。


「お父さん! お母さん!」


 リタと両親は抱き合って無事を喜んでいる。すると老人も近づいてきた。


「わしはこのイナカ村の村長のロイじゃ。何があったか知ってたら教えてくれんかのう?」


「俺はラング。冒険者だ。近くで盗賊に襲われていたところを助けたんだ」


「ラングさんはすっごく強いんだよ! 盗賊を一瞬で倒しちゃったんだから!」


 リタの説明を聞き、リタの両親はこちらに来て頭を下げる。


「ラングさん、助けてくれてありがとう! 何かお礼をしなきゃな……そうだ、宿がまだ決まっていないならウチの宿に来てくれ。もちろんお金は取らない」


「ありがとう、じゃあ、そうさせてもらうよ」


「俺はフランク。こっちが、妻のジョアンナだ」


 俺は物々交換で宿を取るのも面倒だったので泊めさせてもらうことにした。


「村長のわしからも礼を言わせてくれ。ありがとう」


「偶然通りかかったから助けただけだ。気にしないでくれ」


「ラングさん、宿屋はこっちだ」


 リタの両親の宿屋はシンプルな造りだが、温かみのある宿だった。居心地もなかなかいい。


 そして、何より宿の食事が美味しい。これは次回料理に手を付ける前にアイテムボックスに登録したほうがいいな。


 この日も筋力トレーニングを行う。今回はスクワット1000回だ。


−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−


for count in range(1000):

  print('スクワットをする')


−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−


 自動でスクワットをするから楽ではあるが、結局筋肉痛にはなるので翌日は辛い。トレーニングで疲れたのかベッドに入るとすぐに眠りについた。


 翌日、宿で朝食を食べていると村長がやって来た。


「実は相談があるんじゃが、聞いてもらえないじゃろうか?」


「とりあえず聞くだけなら」


 変な依頼だったら受けたくないしな。


「実はこのイナカ村の近くにイナカダンジョンと呼ばれるダンジョンがありましてな」


 こんな田舎にもダンジョンがあるのか。


「そこからモンスターがあふれ出そうなんじゃ。イナカ村には対処できる冒険者がおらんでのう」


「いいぞ。ちょうどレベルアップの為にどこかのダンジョンに行かなきゃいけないと思ってたんだ」


 村長は俺の返事を聞くと安堵した表情となった。


「それはありがたい! 必ずお礼はしますじゃ!」


 村長がダンジョンの位置を記した地図をくれた。そこにダークエルフの少女リタが顔を出した。


「ラングさん、ダンジョンに行くの?」


「ああ、今決まった」


「じゃあ、支援魔法をかけますね! 攻撃力向上! 守備力向上! 素早さ向上!」


「ありがとう。それじゃ、いってくる」


 一応、今朝の時点のステータスを確認しておく。イナカダンジョンでどれだけレベルが上がるか楽しみだ。


−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−


 ラング 17歳 男

 レベル:101

 HP:1010(10✕101)

 MP:1515(15✕101)

 攻撃力:202(2✕101)

 守備力:101(1✕101)

 器用さ:101(1✕101)

 素早さ:202(2✕101)

 知 性:101(1✕101)

 幸 運:101(1✕101)

 スキル:パイソンLV2、貧乏LV10、剣術LV2

 バ フ:攻撃力向上LV1 (+50%)、守備力向上LV1 (+50%)、素早さ向上LV1 (+50%)


−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

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