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音の海に呑まれて。  作者: リア
1/1

1.涙を流して。

シリアスです。

主人公は病んでます。


作風を変えました、前のが好きだった方はすみません。



ー救われた。



親戚付き合いだとか、学校だとか。努力していても大人は気づいてくれないんだ。

絶望すら分からなくなった頭でそんなことを考えながら、ひたすら本を読む。本は全てを忘れて、何も考えずに読めるから。

けれどやっぱり、自分の過去だとかそう言うものに重ねてしまって、鬱になる。


好きな作品の2次創作だとか、同じようなものを読んでは過去の記憶を埋めていく。せっかく勉強したことも忘れちゃうなんて考えても、結局必要なくなるからいいかなんて思う。それだけ忘れたいんだ。けれどもう忘れられたかななんて考えるから、結局意味のないことの繰り返し。


虚しくて悲しくて、カッターの刃を手首に当ててみる。「痛いんだろうな、嫌だな。」なんて考えて、すぐに刃をしまった。

学校の成績も、人付き合いも、全てが中途半端でまた病んで、考えることはいつも同じ。



あの時のことを思い出したくない。つらくて息をしたくない。



わがままな私は今日も生きて、本当の自分を見せられずにいるの。いつかは見返すなんて考えてもすぐに嫌になって、世界中の人に忘れられればいいのになんて考えるから、私はとってもわがまま。


自分の特殊な家柄も、助けを求められない性格も、自分の全てが嫌になたったとき、母親にスマホをもらった。


音楽アプリを入れて、音楽を聴いて本を読む。同じ本を何度も読んで、自分の過去と重ねてしまって泣いて。

何度も読んでいたはずなのにどうしてだろうなんて考えて、そんなことがあってから3日がすぎた。



また同じ本を読んで、けれど泣かなかったから、音楽が原因かななんて考える。よくよく考えれば、歌が原因だってことなんてすぐにわかる。初めて母親が、家族がいる場所だ泣いた。


泣くことを我慢していたから、「歌のおかげだな。」なんて考えて、音楽を聴いた。インターネットで調べて、いろんな歌を聴いて。


今までも色んな音楽を聴いてきたけれど、やっぱり歌は好き。そんなふうに考えて、某音楽サイトで次の歌が流れ出す。


優しくて、苦しそうで。男性とは思えないような高い声がヘッドホンから流れた。


どこかのアニメかなんかで、音楽は世界を変えるなるて言われていたけれど、本当だなだと思った。

音楽に、歌に救われた。生きる意味を、楽しみなことを見つけた。


無意識に口ずさんでいたその歌は、今まで私の人生を救ってくれた。

生き甲斐なんて、小さなことでもいいんですよね。


最後までありがとうございます、よかったら感想を下さい。

次話も読んでくださると嬉しいです。

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