表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
Behind the door  作者: 小鳥遊 星
3/3

登録

 「こういう世界では、まず冒険者登録とかしないといけないんだよな。」

 「冒険者登録? 冒険者になったら銃は使えるの?」

 「あ~ゲームによってはRPG系でも使えるのはあるんだけどこういう転送ファンタジーでは弓が定番だろうな。」

 「え!? 使えないんですか? 弓しかないんですか?? せめてクロスボウにしてくださーい。」

 「いやいや、俺に頼んでもこればっかりは……な。ってか、そうこう話しているうちに着いたぞ。ギルドに!」

 その建物は壁は白く屋根は煉瓦で出来ており“これぞギルド”と言わんばかりの大きな建物だ。ギルドに入るための階段の両脇には剣を構えた二体の像が立っており今にも動き出しそうだ。

 「うわーギルドってこんなに大きいんですね。」

なんか“異世界に来た!”ってのが実感できる建物だな。ゲームをとは迫力が違いすぎる。

 「なんか緊張するな。」

 「そ、そうですね。」

 俺たちは深呼吸し、扉を開けた。扉から受付までカーペットが敷かれている。大きな柱が2本立っていてその柱の近くには吹き抜けになっている地下に行ける階段がある。その地下には複数テーブルが並んでいる。所々人が座っているようだ。

 「私たち見られてますよね。」

 「そ、そうだな。」

人がいるだけならいいんだけど……見られてますよ。厳つい顔のおっちゃんに見られてますよ!綺麗なお姉さんに見られてますよ!!いつも部屋に引きこもってる俺からしたらハードル高いよ。も、もしかして俺に惚れちゃった……ってナワケネーダロ!

 「あ、あのー大丈夫ですか?」

 「だ、大丈夫じゃないです。今すぐこの場からはなれたいです……。さっさと登録しましょう。」

 「……はい。」

 カーペットの上を歩き受付までたどり着いた。

 「見ない顔ですね。冒険者登録ですか?」

 受付のお姉さんが笑顔で話し掛ける。

 「は、はい。」

やべぇ…まわりの目線が痛い。

 「では、あなたの名前を教えていただけますか?」

 「俺は」

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ