9話.たくさんスキルを取得しよう!(後編)
翌日。
俺は朝から楽しみでしょうがなかった。なんせ魔法が使える可能性ができたのだから。
「ここらでいいでしょう。ただ、ゴブリンメイジは魔法を使って来ますので、気をつけてくださいね。」
「はい。」
俺はユニ先生と一緒にゴブリンメイジを倒しに来ていた。えっと…ゴブリンメイジは何処だ?
…数分後。
居た、居た。そうだ、鑑定を使ってみよう。
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名前-
種族 ゴブリン(メイジ)
年齢 ?
レベル5
職業 魔術師
HP50/50
MP300/300
筋力12
耐久9
敏捷30
魔力270
器用240
幸運40
スキル 火魔法レベル1
称号
魔術師の卵 駆け出し魔術師
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…俺よりレベルが高い。でも魔法以外は大したことないな。俺は剣を構えて、ゴブリンメイジに向き合った。ゴブリンメイジは俺に気づいたようで何かを唱えている。…魔法か…見てみようかな。どうやら、唱え終えたらしい。
「グゥギャギャ!」
ゴブリンメイジの横に火の玉が浮かんでいる。ゴブリンメイジはそれを俺に向かって飛ばして来た。俺は横に跳んで避けた。
「グゥギャギャ⁉︎」
…俺が避けるとは思わなかったらしい。…バカだな。俺は剣を再び構えてゴブリンメイジを斬った。
10回くらい連続で斬ったら、ゴブリンメイジは後ろに倒れた。
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スキル 無限進化レベル-の効果発動。スキル 火魔法レベル1を取得。
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シズナ・フォン・ラートリアのレベルが2に上がりました。 3に上がりました。
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よし!早速、火魔法を使ってみよう。スキルの使い方は取得したときに頭の中に浮かんだ。
「ファイアボール!」
突然、俺の横に火の玉が浮かんだ。ファイアボールが現れるのと同時に少しだけ、体から力が抜けていった。これが魔力を消費する感じかな?俺はそれを木に飛ばしてみた。 ドォォンという音が響いた。俺のファイアボールは木を燃やしながら、吹き飛ばした。
あのゴブリンを倒して、俺のレベルも上がった。…バカだがレベルが俺より高かったから格上判定なのか?この調子でどんどんゴブリンメイジを倒して行こう!
数分後。
集団で固まっているゴブリンメイジを見つけた。鑑定をしてみたら、水魔法 土魔法 木魔法 風魔法 を持っていた。レベルも4と高く、集団だから気をつけないと、と思っていたが、個人で攻撃をしてくるわ、連携はないわ、で全員簡単に倒せた。
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スキル 無限進化レベル-の効果発動。スキル 水魔法レベル1 土魔法レベル1 木魔法レベル1風魔法レベル1を取得しました。
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ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーシズナ・フォン・ラートリアのレベルが4に上がりました。5に上がりました。
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今日はたくさん収穫があったな。俺はそう思い家に帰りながら、魔法を発動させていた。
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スキル 火魔法レベル1が2に上がりました。
スキル 水魔法レベル1が2に上がりました。
スキル 土魔法レベル1が2に上がりました。
スキル 木魔法レベル1が2に上がりました。
スキル 風魔法レベル1が2に上がりました。
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レベルが全部、2に上がった。今日はこれでいいか。
スキルの数が少ないのは許してください。
m(_ _)m
称号はちゃんと習得してます。シズナが興奮で気づいてないので書いてません。
ここから若干ネタバレ。
次回に称号を習得したことに気づきます。