4話.5歳の誕生パーティー
さて、ユニークスキルという問題が出来てしまったが
…もう諦めるしかないかと俺が考えていたら、家に着いた。
「夜からシズナの誕生パーティーが始まるからな。それまではのんびりしててもいいぞ」
と、父さんが言ったので、俺は自分の部屋に戻り、モンスター図鑑を見てどのモンスター倒そうか考えることにした。
「しかし、我ながら恐ろしいものを特典にしてもらったな…」
明日からモンスターを倒してみようかな?倒すモンスターはスライムでいいかな。
ちなみに図鑑に載っていたスライムのステータスはこれだ。
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名前 -
種族 半固体魔力生物
年齢?
レベル
職業 なし
HP50/50
MP2/2
筋力1
耐久35
敏捷190
魔力1
器用30
幸運15
スキル 溶解液
称号 ?
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見た感じは弱そうだが、スキルが危険なんだよな。
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スキル 溶解液
かかった相手に溶かすスキル。レベルに応じて溶ける時間が早くなる。
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これ…レベル10とか即死だろ。…まぁいいや。他のも見よう。
そして、数時間後。
「シズナ様。当主様がお呼びです」
「うん。わかったよ」
メイドのレマが呼びに来てくれて、俺もそれに返事をする。下の階に降りていくと、大きな机にたくさんの料理が並んでいた。
「では、シズナも揃ったことだ。女神ルナーレン様に感謝を捧げて、乾杯!」
「「乾杯!」」
父さんが音頭をとって、俺たちが続く。食べ始めて少ししたら、父さんが、
「シズナは、どんなステータスだったんだ?」
と聞いてきた。
「そこそこでした」
そしてステータスを見せた。ステータスを見た両親は唖然とした。
…数分後。
落ち着きを取り戻した両親は俺にスキルの効果を聞いてきた。俺はスキルの効果を教えた。
そしてまたまた、両親は唖然とした。
…数分後(2回目)。
落ち着きをまた取り戻した父さんはこう言った。
「今からここに居る全てのものに箝口令を敷く。この事を誰にも申してはならん。例え、#相手が王族であっても__・__#だ」
「ええ、そうね。それが一番いいわ。シズナ、あなたはこのスキルがどれほど珍しいかわかるの?」
「…Sランクということはとても珍しいことですよね…」
「そうよ。それにユニークスキルということは、シズナ…#貴方1人しか持っていない__・__#ということよ」
母さんのその言葉を聞き俺は考えた。
…ああ、やっぱりヤバイやつだった…
「まぁ…騒動があったが、改めて シズナおめでとう!」
「「おめでとう!」」
「ありがとうございます、父上!、母上!」
「だが、シズナは明日からモンスターを倒す訓練だ。早い所、強くならないとお前は実験所にでも入れられるだろう…」
「はい…分かりました…」
こうして、俺の5歳の誕生パーティーは終わった。
すみません。次回に続きます。
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