3話.本当のステータス(2018/06/04修正)
あれから2年が経った・・・
今日は待ちに待った祝福を受ける日だ。
今、俺は馬車に乗って教会に向かっている。教会に向かう途中、俺はふと、馬車の外を見た。
馬車の外は今の季節が炎の刻だからか日差しが暑い。でも、一生懸命畑仕事をして働いている人がいる。
・・・何故俺が馬車の外を見たかというと、普通に馬車の外に興味があったのと、気まずいからだ。
気まずいのはステータスについてだからだ。子が望まないステータスになったときのことを考えるとあまり話しかけないほうがいい。
・・・実は結構前に知っていたことだが、俺の両親のステータスがヤバイ・・・
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名前 ガルム・フォン・ラートリア
種族 人間
年齢 25歳
レベル50
職業 ラートリア公爵家当主 Aランク冒険者
HP1500/1500
MP500/500
筋力1300
耐久1280
敏捷900
魔力370
器用120
幸運470
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名前 シャル・フォン・ラートリア
種族 人間
年齢 ふふ、乙女の秘密よ
レベル45
職業 ラートリア公爵家夫人 Aランク冒険者
HP1000/1000
MP2000/2000
筋力120
耐久200
敏捷150
魔力1800
器用1650
幸運940
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とまぁ、父さんは剣士タイプで、母さんは魔術師タイプだ。・・・母さんの年齢に触れてはいけない。【隠蔽】スキルで隠しているようだが、有無を言わさない威圧がある・・・
因みに一般人のステータスはこれだ。
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名前 -
種族 人間
年齢 -
レベル10
職業
HP150/150
MP50/50
筋力100
耐久100
敏捷100
魔力40
器用30
幸運20
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これを見ると、俺の両親って結構ヤバイな
・・・HPを基準に見ると、
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HP10 赤ちゃん
HP150 一般人
HP1000 一人前
HP10万 英雄
HP1000万 人外
HP10億 神獣並み
HP1兆 神の領域に片足の半歩踏み入れるくらい
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まぁ、その話は置いといて、俺は魔法を使ってみたいけど、典型的な魔術師タイプは嫌だから魔法剣士に向くように
HP250
MP300
くらいは欲しいと思っている。
おっ、そろそろ教会に着くようだ。
「ガルム・フォン・ラートリアだ。今日は息子のシズナ・フォン・ラートリアの祝福を受けに来た。司祭を呼んでもらえるか」
「分かりました。それでは、こちらでお待ちください。司祭を呼んで参ります」
「分かった」
と言って受付の神官は俺たちを案内してから何処かへ行った。
「ようこそ、いらっしゃいました。ガルム・フォン・ラートリア様。では、付いてきてください」
俺たちは大きな大聖堂みたいなところへ連れていかれた。そこで俺は真ん中に跪いて手を合わせて祈るように言われたので手を合わせた。
「女神ルナーレン様。此度、5歳になったシズナ・フォン・ラートリアに祝福を」
その瞬間、俺の体が光った。光が収まったときには俺の目の前にステータスがあった。
今は詳しくみている暇がないので後で見よう。
「これでシズナ・フォン・ラートリア様の祝福は終わりです。ありがとうございました」
「ああ。こちらこそ、司祭よ、ありがとう」
俺たちは馬車に乗って公爵家に帰っていった。帰りの馬車では俺は自分のステータスを見ていた。
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名前 シズナ・フォン・ラートリア
種族 人間
年齢 5歳
レベル1
職業 なし
HP 130/130
MP 150/150
筋力 100
耐久 40
敏捷 60
魔力 120
器用 110
幸運 90
スキル 【無限進化レベル-】
称号 【転生者】 【ラートリア公爵家3男】
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HPとMPは…まぁ、そう上手くはいかないか。
スキルは、無限進化? なんだろう? 押して見るか。
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【無限進化】
無限に進化することができるスキル。最大レベルを下げて、別の種族に進化します。モンスターからスキルのみを奪う。最終的には神になっても進化は止まらない。神を超越することが可能になる可能性を秘めたスキル。女神ルナーレンからの特典。
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ユニークスキル
世界でたった一人しか持っていないスキル。
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・・・思ったより特典、チートだった・・・神になっても進化は止まらないって・・・ヤバイだろ・・・
これ、親に見せていいのか?・・・後で考えよう・・・
称号って何だろう?
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【転生者】
前の世界(前世)で死んで転生した者に贈られる称号。前の世界(前世)の記憶を保持する者。称号を持っているものしか見れない。
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これはいいか。・・・なんかスキルの衝撃が大きすぎて何にも感じないな・・・
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【ラートリア公爵家3男】
ラートリア公爵家3男であることを示す称号。
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称号は別にいいか・・・スキルについて考えよう。
はー、やっとステータスを見せることができました。良ければコメントをください。アドバイスでも嬉しいです!…長くなってすみません