2話.両親との対面&三年後(2018/6/4修正)
俺がステータスを見ているとメイド服を着たメイドさん(?)がドアを開けて入ってきた。
蒼い髪に青い瞳、とても綺麗な人である。
「?」
俺の近くまで来て、俺を見て安心したような、緩んだ顔をした。・・・流石に緩みすぎだろ・・・
・・・顔面崩壊の一歩手前だぞ・・・
メイドさん(?)が突然、はっとして、すぐにシャキッとして何かを叫びながらドアを開けて部屋から出て行った。
数分後。
次にドアが開いたときは綺麗な女の人が立っていた。
俺はなぜか本能的にこの人が母だなと分かった。母さんは金髪のロングヘアーでエメラルドカラー(緑色)の瞳、全体的に若々しい。
「?」
母さんは何かを喋っているがもちろん、俺は言葉が分からない。
でも一応、俺も返事をする。
「あうう(母さん)」
「?」
母さんは俺が返事したのに驚いたが、すぐにメイド程ではないが顔を緩ませた。
「?」
母さんは手を《ポン!》と、手を叩きそうになる勢いで何かを思いついたようだ。
「?」
「?」
次に入ってきたのは黒髪のショートヘアーの男の人だった。サファイアカラー(青色)の瞳、この人も全体的に若々しい。
「?」
「?」
「?」
「?」
「?」
俺は父さんと母さんの会話を聞きながら、特典はどんなスキルになるのだろう? と考えていた。
少しすると眠たくなってきた。まだまだ寝ることしかできないのか。
「?」
「?」
そして俺は眠りに落ちた。
両親との対面から3年が経った。そしていろんな事を覚えた。
0歳の時は、基本的に自分では何にもできなかった。
やったことは、起きて、食事、トイレ、寝る・・・たったこれだけだ。
食事とトイレの記憶だけは何故か無い。・・・まぁ、おかげで人としての尊厳が失われずに済んだ・・・
1歳。
少し、本当に少しだけだが、自分でできることが増えた。
食事も乳から柔らかい食材に変わり、顎の力がついたと実感できた。・・・残念ながらまだトイレは一人でできない・・・今は少しずつ練習をしているところだ。
そんな事より大切なのがこの世界について知ったことだ。
まず、この世界の名前はデルセレア、創造(女)神ルナーレンと他の神を崇める宗教があった。
他の神とは、武神、鍛冶神、魔法神、商業神、生命神、等がいる。
この世界は知られているだけで、9つの大陸がある。それぞれの種族名にちなんだ大陸がある。
俺は、9つある大陸の内の人間種がいるヒューム大陸の中にある大国スタールフの中の公爵領、ラートリア領に住んでいる。。
俺の名前はシズナ・フォン・ラートリアで、容姿は父さんに似て黒髪に、瞳は残念(?)ながら母さんに似ずトパーズカラー(黄色)だ。全体的にまだ幼さしか残らないとても可愛らしいと自他共に認めている。
母親(母上)の名前はシャルル・フォン・ラートリア。
そして、父親(父上)の名前はガルム・フォン・ラートリア。
俺の世話をしてくれるメイドは、レマ・マクスールだ。これらは全てレマが教えてくれた事だ。
この世界には、魔王という存在がいるらしいが・・・友好的な魔王だそうだ。ただ、戦鬪狂ではあるらしが・・・
あと、他にも兄弟がいるがそれは後にしよう。
俺は3男だから基本的には何にも縛られない。
スライムを倒したりしてみたいが、5歳まではモンスターと戦うことを禁じられているようだ。
・・・早く5歳になりたい・・・
3歳くらいまで飛ばしました。
修正しました。