現金な体
夕飯を済ませて体を揉んで労るが腕と腰にダメージが溜まっているな、明日も腕へのダメージが予想されるし明後日もか、腰はまぁおそらく今日が最後とは言わないが微々たる物で肩とか首とかを酷使かね、最終的に温泉で帳尻を合わせるというか体を癒すとして後はもう日数を見ながらだな、残りはおおよそ1週間、全てを片付けるには無理も多少は覚悟しないとだ。
少なくともダラダラのんびりでは厳しい面もある、気付けば10日を切っているのだから多少は焦って急がねば片付く物を片付かない。
まぁ基本的に放置しても虫とかでいずれは朽ちると思うがそこはもう自分の中で議論を尽くした、それに今さら止めても良いが余暇に喘ぐだけだ、暇で死ぬより忙しさに忙殺される方が良いと言うのはかなり乱暴だが暇で精神への負担を強いるよりは肉体に負担を強いる方が楽だ。
まぁ本気で忙しさに苦しむ人からしたらフザケルナと言われそうだが此処には居ないからな、批判を受ける事もない、日数的に限りは有れど縛りは緩く達成できなくとも大きな問題にはならない、仕事としてはお遊びとも言えないくらいに楽だろう、ただ疲れるというだけで内容が悪くても質や早さを兎や角言われる事もない。
ホワイト企業でももう少し厳しいだろうな、少なくとも上司も部下も同期も居ない、納期もノルマも無い、そんな会社はおそらく存在しないと思う。
個人がフリーで何かをする会社でもユーザーが居るのだから納期もノルマも存在するし仮に芸術みたいなのとしてもやはり一定のラインは在るはずだ、大成して熟練して老成円熟の師匠ですらおそらくそれは在る。
ストレスばかりの生活な気もするがストレスの無い生活とも言えるのかね。
自由なのか不自由なのか、自業自得は付きまとうが静かな時は過ごせる、喧騒からは程遠いがゴリラと熊が漏れ無く着いてくる、静かな時間にゴリラと熊か、なんだこのアンバランス。
シュールな光景にしても意味不明すぎる、現代美術とかの方がまだ理解できそうな感じだよな、目に焼き付いているマレー熊とゴリラの睨み合いとか悪夢にしても起きてから己の脳を疑う光景だった。
目覚めはスッキリって感じでは無いがまぁ動くのに支障は無いだろう、疲労が溜まってはいてもまだ動ける、少なくとも明後日くらいまでは無理をしても耐えられるだろう。
イレギュラーが無ければという但しは着くが温泉とか挟むならば余裕はある、その辺りのタイミングは上手く合わせにいかないとかなり厳しい面も強いが俺の体は現金だからな、疲れていても温泉となれば気力とか沸いてくると思う。




