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つまるところ

 漁の前には戻っていないと此方で漁をしてからだと微妙に日暮れが怖い、十分に間に合うとは思うがしかし帰るまでに日が沈む事は無くとも調理中は保証できずだ、流石に暗い中での調理はゴメンだしキャンプファイヤーみたく盛大に燃やすならともかく焚き火の灯りの範囲なんぞ限られる、それに薪の無駄だしな、潤沢に使っても余裕が有るし追い打ちでは無いがさらに運び込むのだとしてもだ。

 切り上げ時が難しく半端にはなるが今日に限っては仕方がない、移動したタイミングが悪かったし全てが上手くいくなんてのは希だろうしな、明日は明日で腰とかが五月蝿くなる前に温泉を挟んでおきたいからやはり半端にはなるがまぁ急ぐ訳でもないし少しずつだが前進はしている、そもそも時間的な余裕は有るし締め切りもない、漫画家や小説家の様に時間に追われながらじゃないのだから落ち着いて一つずつ片付けるだけで良い。


 拠点に戻り手早く漁に向かう、地味にだが漁場までの距離は此方が近いんだよな、坂を降ったり登ったりしなくても良いし、その一点に絞るならば漁場としては優秀だろう、残念ながら位置関係よりも成果の方が重要視されるのだが少しは良い面を見ないと心がまた折れでもした日には立ち直るのに苦労しそうだ。

 夕飯は貝の炊き込みご飯に焼き魚、潮汁と少し趣向を変えてみた、まぁご飯に関してはこれから先毎日食べても問題はないからな、調味料は正直に言って余るくらいだし潤沢も潤沢、順風満帆全て世は事も無しと言うのは言いすぎかもだがかなりの余裕が有るのは確かで精神の安定には十分かね。

とりあえず明日は温泉に行くとしてそこから今日の続き、明後日以降はひたすら片付けかね、それらが終わればまた温泉にでもか。となると台を壊すのは明日ではないな、昔の様に岩とかに放置でも良いがせめてもの維持で少しでも長く文明的で居たい。



 体はやや重いが気にするレベルでもない、ただ、このタイミングで回復を挟めるのは大きいな、ここからもう一踏ん張りができるし作業効率が上がるかもだ、なんだかんだ言いつつ残りはもう2週間を切ったからな余裕綽々ではあるが焦らない訳ではない、冷静に考えると落ち着いて事に当たるだけなのだが変に焦りが有る。

 焦燥感が常に頭か心かの片隅で燃えているような感覚、そのせいで余暇が増えるとか究極的な自業自得と言うかマジで自分が落ちるための落とし穴を掘っているだけだ。

そうして自分で填まって嘆く、つまるところアホだな、これ絶対に5日は余暇に困るな。

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