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浮かぶ瀬

 今日も天気は曇りか、最近多い様な気もするが続く時は続く、何時かは晴れるし気にする様な事ではなく気にしても変えようがない。

 幸いにして体はまだもう少し動かしても無理になりそうにもなく温泉は明日以降でも余裕だな、移動だので体力の消耗激しいかとも思ったのだが案外体は丈夫らしい、それとも体力が着いたのか? 食糧事情的にはアレでも運動量はそこそこだし持久力が強化されていても不思議・・・・・・だな、よく食べよく寝てよく鍛えではないのだから、この中で完全に満たされてるの寝るくらいだし。

食は食べてはいても栄養学的には不十分で運動量は漁とかで多少は有るが適切かは不明だ、こんな状況で体が強化されるとか冗談にしても笑えない、鍛えられるとするならばメンタルと技術力かね、まぁ食糧が存分に有るならば体も適応して持久力や瞬発力が強化されるだろうが。


 テントから出ると改めて拠点を移したのだと実感する、物凄く手狭に感じるのと風景が違うからな、一人暮らしを始めた頃もこんな感覚だったのかね? もう5年も前か、自炊ができたからお弁当とかで上手く食費を切り詰めて、頻度と量に目を瞑るならば地味に鶴子の魚で家計を潤してその分は大抵演劇と寄席に消えたな、演劇部のレベルが高かったのと落研のレベルが低すぎて本物を聞きに行ったのとで気付けば上客だ。

 上方落語公演に江戸落語公演、若手の大喜利、一門会にと足を運び、何人かは出待ちしてサインとか貰ったな、師匠と呼ばれる方や俺から見ても素晴らしい腕を持つ二つ目前座、家には10枚は色紙が飾られている、彼らが大成したかは不明だが何人かは俺の通う中で昇進した者も居る、まぁ俺が聞かなくとも応援が無くともしただろうが嬉しかったな。

演劇も学生演劇と彼らの所属する劇団、それに通う中で勧められた公演にと足しげくだ、地味に公演の手伝いのバイトもした事が有るくらいで先輩の縁で部長さんにも顔を覚えてもらい、人手が足りないからと無料観覧の代わりにチケットのもぎりとか任されたりしたな。


 漁を済ませたがこの磯だからこの量か、それともリバウンドかの判断が難しいな基準は記憶の奥底だし思い出補正とかであやふやだし、感覚を取り戻すのはおそらく戻る頃かね。

 完全な無駄スキルが増えると確定するのはゲンナリを通り越すくらいにテンション下げるが切り替えよう、そしてなるべく考えないようにしよう、でないと沈む一方だ。

浮かぶ瀬も有るが探すの面倒だしな、ならば始めから沈まない方に流れた方が楽だろう、精神安定剤的にウィスキーの香りでも嗅ごうかね? 見た目かなりヤバい奴になるからヨロシクはないのだが、まぁとにもかくにも作業だ作業、体を動かして脳を使わなければ俺の頭だ、すぐに忘れてくれるだろうさ。

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