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時間稼ぎ

 シェルターは相変わらずで壊れてもいないし埃が溜まっている程度だ、変わっていたら困るのだが変わらないとツマラナイ、なんだこの矛盾は、新しい物を求める心を止める事はできないからな、残念ながらこの辺りは抱えて行くしかなく受け入れてしまえだ。

 とりあえず念のために簡単に掃除とかも済ませて拠点に戻る、行きにある程度下草を払ったから帰りはサクサクだな、とりあえず今回で数日分は薪を運べたしもう一回で十分かね、後は本格的に拠点を移す日にでも運べば足りるだろう。

ストック事態はシェルターにも有るし最悪でも往復を増やせばいい。


 昼飯挟んで予定通り薪と竹を運ぶ、とりあえずこれで竹は十分かね、後は薪だが残り日数とかで左右されるからな、まぁこれを運べば1週間くらいは持つと思う、時間的にもう一往復も可能かもだが無難に罠でも編むか、細々した物を運ぶにしても時間的に漁がギリギリになる、ギリギリ間に合うが余裕が無いのは確かだしな。

 残り日数にも余裕が有るし可能な限り本拠地に腰を落ち着けていたいからな、シェルター側への移動が後ろに行けば行くほどに良い。

極論に走るならば最終日の前の夜と言うのが理想だろう、まぁテントの設営とかも有るしそれは無理なのだが。


 夕飯を終えて片付けも済まして後は寝るだけだ、とりあえず明日の予定としては細々した物を運んで干場とか解体かね、一つ一つ確実に済ませて行くしかないが終わりが見えているのは気分的にも楽だな、終わりが見えないのは本当に心を荒ませるからな。

 それでも着々と進めて行くしかないのだが本当に辛いだけだ、同じ事をするにもやはり始めたばかりより終わりの頃の方が気分的にかなり違う、進捗率も変わってくるから不思議だよな。

気の持ち様なんて言うが気分一つで効率やら疲れ度合いやら大きく変わるのだから驚きだ。



 さて、一夜明けて気分も一新と行きたいのだがやる事は基本的に変わらずだ、直ぐには使わないだろうロープだとかを運んでしまって可能な限り拠点内をスッキリとだ、お陰さまで半分くらいは荷物置きになっていた俺のテントに余剰スペースが生まれて寝袋のままゴロゴロできそうだ、もう少し運べば夢の二回転だな。

 一連の流れは済ませるとしてその次が問題となる、そこから搬出作業、そこからはとりあえず焼き干しも燻製も十分だし魚の干場の解体かね、それらが済む頃には夕方も近いだろうが明日移行が問題なんだよな。

 薪の干場はテントを移動する寸前ってのがベストだし順番的に拠点を移してから警戒網の解除、それらが済んだら温泉で軽く汗を流して作った台の解体ってのが理想なんだがこの行程の通りに動くのならば早ければ明後日には拠点を移す事になる、多少の危険を承知で警戒網を一つ二つ解くのを優先するにしても1日稼ぐのがやっとだしな、まぁ残り日数的には良いのだが向こうの漁場を思うと踏ん切りがだ。

明後日が明明後日に変わった所でだが後回しの方が何かと良さそうだし可能な限りで時間を稼いで後に回したい。

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