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心の棚

 さて、予定は決まったし明日からはそれに合わせて動くだけだ、後はもう運に見放さない事を祈るだけだろう、まぁ現状がリバウンド中だからな、最高最良最上ってな具合にヨロシクはないが天候さえ上向きならソレで良い、残り約2週間ならリバウンドが明ければしばらくは幸運が続く。

 少なくとも帰還前には戻るしその時期に幸運でいられるのは上々だろう、特に取材攻勢から逃げられる確率を僅かながら上げられるのは物凄く大きい、虚実織り混ぜてフェイクのルートや予約の用意をして煙に撒くにしても母数が大きいからなゼロにはならないが幸運がそこに加われば可能性は生まれる、タダでさえ辛い生活を送って帰って早々にとか本当に止めて欲しいからな、その時期にリバウンドとか怖すぎるから今というタイミングはある意味ではベストと言える、それに拠点を移す前でも有るからな、向こうの不漁具合は物覚えの悪い俺の脳みそでも覚えている、空腹や腹半分、運が良くて八分目が常だからな。



 やや曇り気味だがまぁ問題ないだろう、昨晩の先輩との会話で気疲れは有る、だから休もう、そんな事を言っていられる程余裕は有るには有るが多少の無理は必要だろう、そもそも電話しただけで休むのはどうかと思うしな。

 基本的にピストン輸送になるし荷物運びだ、とりあえず薪とか直ぐに使わない物を運ぶとして何時もの様に飯の確保からしていくとしよう。

どうせリバウンドで量は伴わないがそれでも安心はできる、雨の様にストックの焼き干し切り崩すしかないよりはずっと良いし何より朝の一連の流れは自分の調子とかチェックするのにタイミング的にもベストなんだよな。


 ストレッチに準備に漁にと一通りの流れが済んで、さて何から手を着けようか、とりあえず使わないと言うか重要度の低い物から運ぶとしてストックの罠が第一かね、三つ四つこっちに残すだけで後は全て運んでしまうか、その上で薪とかかね。

 後はシェルターの掃除だけして戻り、昼飯挟んでもう一度薪運びかね、なんなら念のために竹も一本二本運んでしまうか。

必要無いかもだが常に保険と布石だ、必要になってから運んだのでは遅い、事前に準備だけ済ませばその時に数手減らせるし結果だけ見れば掛かる手間は同じでも意味合いが違ってくる。


 荷物というほどでは無いが荷物を抱えてのんびり森林を突き進む、念のために整備をしつつだから時間は要するが後の時間を短縮するためにだな。

 不必要なのに必要という微妙さはもはや慣れた、ソレはソレと心に棚を作り受け入れるのに1年も掛かるとは遅いような気もするがまぁ良いさ、今後の役に立つかは不明だが応用してしまえれば大抵の事はどうとでもなるとプラスに考えてしまおう。

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