落ち着こう
若い男女が竹と向き合うと言うかなり平穏かつ異常な時間が過ぎ去り昼飯を越えて既に夕方も近い、今日は体感的にあっという間だったな、それだけ集中できていたのだと思うが気付けば昼飯気付けば夕方だ、代わりに罠がまた一つか、良い傾向なのか悪い傾向なのか判断としては迷う所だが1日を無駄にしたって感じでも無いし良いにしておこうか、と言うか雨の日とかもこのくらいのスピードで過ぎ去ってくれないものかね? そうしたら体感的に物凄く楽になると思うのだが。
まぁジリジリと雨が止まないかとか思いながら過ごすのとでは勝手が違うのだろう、ある意味では集中できているが暇を持て余しながらなのは確かで常にイライラしている事を否定できない。
嫌な時間ほど長いのは世の常だからな、イライラも合わさり時間が遅く進むのを止める方法は無くだ、いっそのこと昼寝とかした方がきっと時間は過ぎ去ってくれるのだろうがリズムを狂わせると直すのがな、疲労とか有るから寝ようと思えば簡単だろうが今一歩踏み出せない。
まぁ踏み出すとするなら最終日の船に乗ってからかね、迎えの漁師さんには悪いが船室で一眠りってのは長すぎる帰路を感じなくするのにちょうど良い、と言うか船を下りても和歌山だからなそこから蛭川まで車のみだと半日くらいかね、行きはヘリで大阪まで一足飛びだったが流石に帰りは車と電車だろう、朝に島を出ても夕方までには着くかね。
まぁその辺りは定期報告で聞くとして気付けば帰りの事を真剣に考える時期になっているのか、後はもう決まった日程と予定に合わせて用意していくだけだ、まぁ4月の11日は確定しているから帰路の方法と時間くらいかね。
例えば朝と昼とではいろいろと変わってくるしな、まぁ昼に到着したし昼に出発ってのが妥当かね? だとすると陸地まで3時間くらい、そこから大阪まで車、そこからリニアで名古屋まで出て車でさらにって感じか飛行機とか使うにしても似たような感じになるし昼3時に和歌山にいるとして大阪まで高速使って1時間強くらい、すぐにリニアに乗って名古屋まで30分か、新幹線で羽島ルートでも1時間かそこら、駅から我が家まではどちらが近いかは微妙だが両方ともざっと1時間強、夜の7時か8時には帰宅できている計算になる、仮に行きと同じくヘリならおやつ時には着いているだろうが、まぁ和歌山の空港からセスナとか使ってもギリギリ夕暮れ前かね、ここからヘリなら給油とか挟んでもやはり同じくらいか、どのルートでも遠さが解るな。
今日は雨か、ちょっと焦るが落ち着け俺、最低限は確保できているのだからとりあえずは安心する、余裕が有るかは別にして少なくとも最低ラインは越えているのだから大丈夫たと信じよう。
それに明日も明後日も有る、少なくとも二つ、上手く行けば三つか、最低ラインを大きく越える事は可能だから焦るな、焦れば負のスパイラルがそこに居る。




