積み重ねの証明
のんびりと森林浴を楽しみつつだが楽しむにしてはゴリラやら熊やらが頭をよぎるのだが、安全が確保できないと森林浴って楽しめないんだな、なんか新たな発見な様な気がするが下らなすぎて笑えてくる。
と言うか森林浴なら街中の公園とかでないなら熊の危険性は有る、後は猪と鹿か猿辺りかね、昇とかどうしていたのやらだ、まぁ鈴とかスプレーとかか、痴漢撃退様でさえ熊とかからしたら劇薬だろうし最悪は爆竹とか使ってと言うのも有りだろう、それでも付きまとうなら装備を捨てて全力下山かね、テリトリーが彼らの得意な場所なのだ不利なんて物じゃないしな、銃持って五分五分って所かね。
まぁ十分に習熟して扱いに慣れているという前提でだが、素人だと100%負けを99%辺りがやっとだろう、映画とかでよくある安全装置解除してないとか、ちゃんと装填できてないとか、ジャムとか、撃つ前に殴られて終わりそうでもある。むしろ竹槍とかの方がまだ助かる見込みも有りそうで本来なら一対一という状況を作った時点で終わるのを長引かせるのがやっとだろう。
ゴリラならどうだろうか、イメージ的に噛む事は少ないと思うが豪腕で殴られれば骨くらいは折れそうだな、それこそヘビー級のタイトルホルダーでも相手になりそうにない、ポテンシャルからして違うのだ、住む世界が違うと言うか技術なんかじゃ埋めようの無い差がそこには有る、人間なんてのは野生化だとカモでしかないのだと改めてだな、道具ありきでようやく渡り合える、裸一貫なら爪は脆く、牙は鋭くない、パワーもスピードもそこそこ、知能とスタミナが有っても動体視力や反射は最も優れている奴でも犬とか猫に並べるかどうか、火やら道具やら無かったならとうの昔に絶滅していそうだ。
いや、意外としぶとかったりするのかね、夜型も朝方も切り替えようと思えば対応できるし適応力の高さは半端じゃない、仮に現代科学の技術も知識も失ったとしても誰かがまた石斧から文明をスタートさせるだろうし火を恐れはしても扱えるのだから何処かのタイミングで着火のメカニズムを解明する、仮に百年世代を繋げるならば次の百年は容易く何時かは製鉄やら現代に近付いていくだろう、また数千年は掛かるだろうが最初の数十年だかを絶滅せずに生き残ったなら再びの繁栄は十分にありえる。
例え全てを失おうとも時代時代に天才が一人居たならばまた宇宙にだって行けるしロマンを捨てる事も無い、それらの積み重ねは今の俺がある種の証明だ、毛の無い猿でしかなかった生物は数万の時を経て無人島でサバイバルか、なんだろうご先祖様に申し訳無い限りなのだが。




