杞憂で笑え
起きて軽く延びをするだけで大あくびだ、春が近いからか眠気が抜けないな、春眠暁をには少々早い、昼寝とかした方が良いのかね、疲れとか取るにはちょうど良いのかもだが最後に昼寝とかしたのは何時だったか、徹夜明けはちょっと条件が変わるだろうし子供の頃くらいかね。
まぁ忘れてるだけかもだが、記憶力は並み程度だし大した事じゃないなら忘れてしまう、おかげで天啓とか授かっても流れ去るだけだ、俺の天啓なんぞ下らないかもだが真理とも思える事に気付いたとしても明日にはだ、流石に明日は言い過ぎか? しかし下らないからこそ大抵の場合は数時間で忘れ去る、そもそもカオス思考の場合だと思考がアチコチに飛ぶから全て覚えても無駄でしかないからな。
朝の漁を済ませるが相変わらず量は微妙か、まだリバウンドだが早く明けて欲しいな。
まぁ米が有るから食料に余裕は有るんだが焼き干しは残り僅か、薫製はとうの昔にだ、じり貧なのは間違いないからな、叶うなら早く補充したいがタイミング一つで大きく変わるだろうし難しい局面では有る。
何せ三月も残りは20日程、引っ越しの手間や片付けを考えると2週間以内に焼き干しを補充したい、掃除のタイミングもそろそろだし薪とかも持っていけるだけは運びたい、拠点の移動には片付け込みで1週間は掛かるしな、遅くともエイプリルフールには取り掛からないと間に合わなくなる。
思い付いたら吉日で今日は掃除と行くかね、ついでに少しばかり薪を運んで向こうで薪を作って、シェルターの下にでも置いておけばとりあえず雨露は凌げるだろう。
リュックに詰め込めるだけ詰め込んでも余裕は綽々、もう作らなくても大丈夫だとは思うどころか余るだろうが余裕が有るくらいでちょうど良い。
シェルターまでの最短ルートを整備しつつ森を突き進む、このルートを開拓したのは初期も初期だったが存外多用している、ほんの10分とかの短縮だが塵積もだ、もはや予定もないから短縮しても無意味かもだがもしかしたらが有るかもだ、そんな僅かな可能性に怯えてと言って良いが、怯えていた方が何か有った時の初動が違う、僅かな時間の余裕が大きく作用すると信じるからこそだ、杞憂でもそれはそれで笑って過ごせばいいが杞憂でないなら笑えない。
とりあえずマットやらを叩いて砂埃を払いつつ薪をシェルターの下に置いていく、あまり荒れてはいないが埃は貯まるからな、まぁ荒れているとそれはそれで大問題なのだが。
それこそシェルターに寝そべる熊とかスマイリーとか見た日にはどうして良いのか解らなくなるだろう、まぁシェルターに限らず目の前に居るだけでどうして良いのか解らなくなるのだが、スマイリーだと微笑み返せばなんとかなるんじゃないかと思えるが間違いなく大間違いなんだろうな。




