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本拠地へ

 星を堪能して拠点に戻り寝袋に入る、できれば拠点から満天の星がみたいところだが森の中だしな。

 まぁ池の近くなら多少は開けているし本拠地に引っ越したらそっちを使うとしよう、距離的に近いし。



 夜が明けて新たな1日の始まりとなる、さて本日も青天、一気に拠点作りを済ますとしようか。

 朝の漁を終え、余った時間で予定地の整備を進め、一度戻り昼食を取り、また予定地での作業となる。

とにかく枝を払い、燃え移る可能性の有る物を無くす、これを済まさないと焚き火が使えないし、火が使えないようでは拠点とは言えないだろう。


 さて、枝が残るのは周囲の一部と天井部のみ、天井は高いし豪快に焚き火と言うかキャンプファイアーでもやらない限り燃え移る事はないだろう、何より木登りをしないといけないしな。

 とりあえず周囲の枝を払い薪置場に積んでいく、数回の作業で最低限のスペースは確保した、後は念のために低い位置の枝や下草のチェックが済めば引っ越しも可能だろう。

数分の確認を済まし、安全面に不安は無さそうだし、引っ越しと行こうか。


 拠点に戻り、テントを片付けていく、テキパキと作業を済まして大量の荷物を抱えて予定地に移動する。

 薪とは逆側の海に近い位置にテントを張る事を決め、骨組みを汲み上げて地面に杭を打ち込みロープで固定、風に関しては防風林ならぬ森が防いでくれるだろうが、万が一吹き飛ばされようものなら取り返しはつかない、後悔は先に立たずと言うが、後になって悔いるより無駄かも知れないが対策を取っておきたい。


 張ったテントの中に荷物を入れ、一度仮拠点に戻り残る荷物を運び込む、薪は明日の朝にでも運び込むとして今日はそろそろ夕食のために漁に出よう。

 森を抜けてそのまま磯まで進みテキパキとホースをセッティングし吸い上げる、今日は朝からミス無し、気分は最高だな。

とりあえずホースが水を吐き出すのを任せて、罠の方に取り掛かるとしようか。


 ロープを手繰り寄せて罠を引き上げ、中を確認する。

 ものすごい目が合った、思わずこんばんはと挨拶しそうになるくらいガッツリと目が合っている、むしろにらみ合いと言った方が良いかも知れないな。

極太の体は漆黒に煌めき、蛇のようにトグロを巻くというか、鞄の中のイヤホンのように絡まっているというか、感想に困る姿を持つ、これはウナギかそれともアナゴか、どちらにしてもご馳走だな。

流石にコイツを鍋に容れて持ち帰るのは無理そうだし、このままお持ち帰りといこう。

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