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時間のパズル

 一通りの作業を終えて昼食を済ませる、とりあえず今日中に完成ってのは無理そうだがかなりの範囲がカバーできている、まだまだ途中だが少しは効果も有ると信じたいな。

 お昼ご飯で出たゴミや灰を捨て、あぁそう言えばこのゴミ用の穴もそろそろ限界だったか、まだギリギリ一月くらいはなんとかなりそうだが一月とかあっという間だからな、また新しく掘らないとか、本当に穴堀りばかりしているが仕方がない川に流す訳にもいかないしとりあえずロープが一段落したら布の前に片付けてしまうかね。

どうせ残りは四ヶ月くらい、今の穴でカバーできる分を考えてもそれほど大きな藻ので無くても良いし足りなければまた掘れば良い、大して手間にはならないだろう。


 とりあえず先に拠点の安全を確保だとロープを張っていくが本当に頼りないと言うか微妙だ、こんなの簡単に通り抜けられるって感じだからな、まぁそれでも無いよりマシと言うか簡単に通り抜けられるけど多少面倒だから迂回しようって気分にできれば御の字だろうな。

 まぁ野生動物に目的意識が有るのかどうか解らないし迂回しようって思考になるのかも解らないが最低でも警戒はする、その上で鳴子とか鳴らしたらヤバイと判断して踵を返してくれるかもだ、まぁこの壁を見ている時点で警戒網一つ抜けて来ているのだが、それでも手を替え品を替えにはなる。

ほんの少し驚いてくれれば、それで逃げるなら尚良しで後は変に興奮しない事を願うばかりだろう。


 ひたすらロープを張りつつ残りの残量を注意する、最低でも二本か三本は置いておきたいからな、ある程度で切り上げるにしてもおおよその作業完了範囲を割り出しておきたい。

 それで残りの範囲から逆算して必要なロープの量を割り出せる、布が有るから結局のところは抱えられるだけ運ぶ事になるが布を運ぶ量は増えるし移動を減らせるかもだ、近道とかどうとか言ってもやはり移動はロスでしかないからな。

時間的にも体力的にも必要最低限で済ましてしまいたい、これがただ湯治とかならまだ気分も晴れ晴れなんだが一種の仕事だって思うとどうにもな、まぁどちらにしてもようやく七割近く、ただこの分だと一度で補充しきれるかは微妙な所だな。布重視はそのまた次に持ち越しかね、ただ漂着する量にも左右されるから大まかにしか予想できない、それこそ次の補充でロープ一本とかも覚悟しないとだ、その場合は穴堀でもして時間を潰してそれでも駄目なら布を吊り下げていけば良いか、まるでパズルの如くだが時間という枠に作業という物を嵌め込むという点では近いかね。

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