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補給

 何度見ても異様な姿と巨躯に圧倒されてしまく、爆音も相まって物凄い存在感放ってるんだよなタコ擬きの機械の癖に、ゆっくりと着陸してプロペラが完全に停まったのを確認してから取り付けられたケースを取りはずし、さらに中に入っていた段ボールを取り出す、後は墨巣さんから返してもらったタバコをケースをに入れてセットしなおし折り返しの電話を掛けるだけだ。

 まぁその前にだ、念のために段ボールを開いて新しいタバコとか入って無いかだけ確認しておくかね、前回の定期連絡で必要無いとは告げているが入っていないとも限らないしまた避妊具やらが入っていようものならノータイムでケースにぶちこんでやる。


 一抱えもある段ボールを開けば包装されたシャツやズボンや米の袋を緩衝材に幾つかの小さい段ボールに分かれていた、まぁ毎度の事では有るのだが一つずつ開けるとなると手間だしあまり時間を掛けるのも相手に悪い。

 おそらくはプログラムで行き来しているだろうがモニターはするだろうし距離が距離だ、付きっきりで無いにしても片道数時間、こちらの都合で待たせる訳にもいかない、まぁ前回も前前回も開けてすぐにタバコが置かれていたから大丈夫だろう。

短縮で相手に掛ければ応答すらなくプロペラが回りだす、それを確認してこちらで通話を切る間にフワリと浮き上がりそのまま木々の天井を抜けて空の彼方へ消えていく、相変わらずの腕だな、それともやはりセンサーの類いか、どちらにしても無駄なく飛んでいく様は見事としか言いようがない。


 さて、とりあえず荷物のチェックだな。

 墨巣さん用とデカデカ書かれた物は除くとして箱は四つ、二つに関しては上にクリスマス用、年越し用と書かれており残りの二つが共用ないし俺用となる、先ずはこの二つを開けるかね。

とりあえず手近な物を開けると薬が幾つかと洗剤とシャンプーボディーソープ等の消耗品が入っていた、ハンドクリームもそこそこ大きいのが入っていたから暫くは安心だな。

次の箱には缶詰に調味料、そしてインスタントコーヒーとスティックシュガー、これで久々にコーヒーが飲めるな、最後に飲んだのは島に来る前日の朝食だからかなり久々だ、ついでにタンポポコーヒーも入っていたがこちらもこちらでありがたい、基本的には同じだがやはり微妙に異なるからな、どちらかと言えばコーヒーの方が好みだが昔から慣れ親しんだ落ち着く味でもある。今晩辺り夜空を見上げながら楽しむとしよう。

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