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捕れ過ぎても

 とりあえず干場から200メートルを基準に探索するとして最大で1キロが目処かね、それを越えるようなら枝打ちで何とかするしかない。

 幸いにして木は山のようにだ、それこそ危険度とか無視して良いならそこらに太いのが生えている。

まぁ斬り倒そうものなら運ぶだけで一仕事で斬り倒す方向を誤るか変にバウンドした日には大ケガだからやらないが。


 一通りみて回ったが無いな、まぁまだほんの数メートルだ、こんなに近くで見付かるなら干場から見回すだけでも見付かるかもだ、少しずつ範囲を広げながら探しだすのは最初から解っていた訳だしこの程度では挫けていられない。

 まぁ挫けるような事柄でもないか、この程度で頭を抱えるようなメンタルならこんな生活続けられる筈もない。

鋼のように強固で柳の枝のようにしなるメンタルじゃないとここでは通用しないだろう、まぁ相応の技術と知識が有るなら生活可能かもだがそれは此処がただの無人島ならの話だ。

ゴリラと熊が居るなら根底から変わってくるだろう、少なくともにわか知識とそれなりのキャンプ技術のみで生活は可能だが二つの問題に加えて自給自足、精神的な強さがないとやっていけない。


 少しずつ範囲を広げながらチェックしていくがどうにも立派な木しかないな、若木が無いってのは世代交代的にどうなんだと言いたくなるがここまで鬱蒼としていると地面に日も射さないしその辺りが理由かね。

 時間的に限界が近いから切り上げたが今のところは気配すらか、まぁ明日にはそれなりの結果が出るだろう。

さて、とりあえず今日もチェックからだがこの数日は船の気配はないからな、或いは安心させておいて慣れた頃にという事も考えられるか、焦らされたり緩急ってのは苦手なんだよな、自分がやるのは大得意だが使われれば下手を打つ、これがチェスなら堪え忍ぶのも可能だが現実だからな、早く何かしらの動きか答えが出てほしいものだ。


 とりあえず今日も船影は勿論として進んだ後の白波すら見当たらない、有りがたくはあるがどちらにしても墨巣さんは動けないからな、幸いにして今までは焼き干しを減らさずにいられたがリバウンド中だし厳しいだろう。

 まぁ二段で何とかするから問題はないのだが面倒ではある、俺も墨巣さんのように銛でクロダイとか突けたならもう少し楽になるのかね。

或いは罠を強化するとか漁の方法を考えるとかしたら量を見込めるのかね、まぁ捕れ過ぎてもアレだし簡単に新しい漁の方法が思い付いたり今日明日で罠を作ったりはできないからタラレバだな。

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