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我流

 漁を済ませて拠点に戻り調理を開始する、カワハギは焼いてタコは炒める、小魚は一度焼いてからうしお汁に、テキパキと処理を進めてテキパキと調理を済ませてしまう。

 相変わらず海の食材から一歩足りとも離れようとしないメニューだが体は暖まりそうだし美味しそうだ、食べ飽きるくらい食べていてもまだ飽きる事は無いってのは美味しいからか俺が鈍いのか、それとも別の理由か、何にしても続いてほしいな、残念ながら食で気分転換ができるとするなら缶詰を開けるかドングリ拾うか、それとも食べられるかどうかも解らない草を食べるかだ、どのパターンにしても飽きても魚を食べないと腹は膨らまない。

結局は魚を食べる必要は有るわけだし美味しく食べる期間が長ければ長いだけ良いに決まっている、俺としては今年度は越えたいな、まぁ理想を言うなら最後まで美味しくだが流石に何処かのタイミングで唐突に現れるだろう、そうなった時に俺ができるのは味付けを変えて気分を誤魔化す程度だ。


 片付けを済ましたところで寝入るとするか、明日こそ薪の加工だ、とりあえず斬り倒したのが二本有るしそれの処理を進めないとだな、サイズとかからして明後日の昼には終わるだろう。



 首に若干の痛みが有るのはずっと手元見て作業していたからかね、それとも寝違えたか? どちらにしても昼過ぎには気にならなくなっている事を願うとしようか。

 ストレッチ中にズキズキと鬱陶しい事この上ないな、幸いにして首を動かすストレッチは多い方ではないから気にはならなかったがウザったいのは頂けない。

スムーズには常にほど遠いがストレッチくらいは心穏やかに行ないたい、まぁ理想を言うなら起きてから漁を済ますまでを何事もなく邪魔もなく、過不足すらなく平穏に当たり前に過ごしたいね。


 さて、今日も朝から漁をスタートだ、まぁ朝というより早朝、早朝と言うより深夜に近い時間帯なのだが。

 目覚めるのが4時前とかだからな、漁師さんかと言うくらい、いや、準備とかするだろうから彼らの方が早起きか。

いずれにしても早起きには代わり無いが三文の得とも言うし悪くはないはずだ。


 何時ものように漁を済ませて何時もの如くそれなりの小魚とタコを手に拠点に戻る、来た頃には逃がしていたタコもトライアンドエラーで絞める事ができるようになるってハモと同じく成せばなるを体現しているよな。

 体得と言う言葉も有るしトライアンドエラーの果てに体が覚えた、ただ残念なのは無駄スキルなんだよな、普段なら釣りとかしないし料理にしても日々を暮らすため、仮に何処かの食堂で勤務する事になったとしても我流だからな、骨切りはともかく捌き方とか問題が出てしまう。

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