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一杯が

 ツラツラと話して歩けば気持ち的にあっという間に温泉に到着だ、本当なら先輩対策とかも話したかったのだが興味が勝ってしまった、まぁ今すぐにでなくても構わないとは言え知識欲って恐ろしいな。

 まぁ幸いにして来月までは問題にならないし帰りに、いや一度は話しているし昨日で刻み込まれた筈だからこれ以上は蛇足かね、必要無いとは言わないが釘を刺すほどでもない、念のために二言三言伝えて終わりってのがベストかね。


 さて湯に体を沈めて疲れを溶かしていくとしようか、とりあえず後の事は後で良いと全て忘れてただただ体を休める事に時間を割く。

 贅沢にも森林浴と温泉、さらに川のせせらぎも加わる癒しの空間なんだ、存分に楽しんで体の隅々まで癒すつもりでダラダラと温泉を楽しむ。

この砂利のゴツゴツがまた心地よく青竹踏むオッサンの気持ちが解るな、親父とかもたまに踏んでいるがこの絶妙な痛気持ちいいは竹では無理だな、庭広いし砂利も有るから戻ったら定期的に裸足で歩いてみるかね、仮に誘ったとして親父はともかく爺は一歩も歩けずのたうち回りそうだが。


 ゆっくりと疲れを癒し汚れを落とし、かなりスッキリしたな、まぁ完全に疲れが取れたって訳でもないが明日からは拠点で物作りだしな、開拓のように物凄く体力を消耗するような事は無い、問題は完全な休みじゃないって点だが回復は可能だろう。

 そろそろ熱さが限界ってところで湯から上がり体を拭いて服を着る、水筒の水を一口飲んで体の中から熱を抜く、朝に補充したばかりだから良く冷えていて旨い、これがビールとかなら最高だ。

ついでに言うならサウナと水風呂とキュウリの糠漬けでも有ったなら、後はダラダラできる時間とチェスの相手が居るなら言う事はないな。


 墨巣さんと交代して俺は薪を集めてみるか、ルートを進みつつ放置された木の枝を集めていく、後は竃近くに積んで戻って集めてまた積んでだ、多用するかは別にしてもそこそこの量は欲しいからな、流石に干場までは必要ないだろうが困らない程度に集めておきたい。

 何度か運び込めば普通に使って二月くらい持つ量が簡単に集まってしまう、しかも恐るべき事に拾い集めた範囲は狭い、仮に全ての薪を拾えたなら拠点の分と合わせてもこれから薪には困らないだろうな。

ただ移動距離とか面倒臭さとか労力とか考えるとそこまでするなら近場で作った方が確実に早い。


 一通り集まったしコレだけ有るなら良しだろう、ずっと放置されてそこそこ乾燥もしているから使えるし枝を払った物だからサイズも問題ない、いやそもそも木を斬り倒して薪に加工したパターンって片手で数える程度だったな。

 コレだけサバイバル生活を続けていてマトモに薪割りした方が少ないって不思議だ。

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