極彩色
さらに二戦して一勝一敗の痛み分けか、まだ勝ち越してはいるが近く並ばれて負け越すかもな、早々簡単に負け越すつもりはないが時間の問題だろう、少なくとも数日も続ければ1日だけ負け越す日は来るだろうしそれが続けば通算でも負け越す、なんと言うか一月は大丈夫って思ってた事が2週間か3週間もあれば可能かもってのは相当に驚きだ。
まぁ明日からの忙しさを考えると次の対局が3日くらい先になりそうなのだが、しかし練習である程度差は縮まるだろうし多少は長引いても最後の最後には同じところには行き着くな。
チェス盤を片付けて少しばかり固まった体をストレッチで解したら漁の時間だ、今日も脂の乗った奴が大漁だと嬉しいのだが海の神様のご機嫌次第だな。
何故だか極彩色の熱帯魚だよなってのが大漁なんだが食えるよな、台風が連れてきたのか、それにしては日が空いているし黒潮の流れの関係かね、とりあえずイシダイっぽい奴は食えるとしてそれ以外のオレンジとか青とか縞々とか単色とか、この辺りは念のために見なかった事にしておこう。
拠点に戻りつつ思うのは最近日が暮れてくると肌寒くなるなって事だ、日中はまだギリギリ、本当にギリギリ過ごしやすいかなって気温だが朝起きるとそこそこ寒いし本格的に秋も始まっている証拠だろうな、これからは日に日に日中でも寒さを感じるようになり朝方は寒さに震えるようになるのかね、と言うか10月の末だから何時もならジャケットかセーターを着込む時期だよな、もしくは両方を着込む時期でもある、寒さには強い方だがもう少し暖かい日が続いて欲しいな。
夕飯を食べつつ焚き火の残り火で暖を取る、これから先は食事中も焚き火を絶やさずに体を温めないとダメになったりするのかね、そうなると秋ではなく冬と認識しないとだが冬って事はこの生活も終盤に入ったって事でもあるから嬉しいが一月か二月か先になる、暦の上だとそろそろ冬も近い筈だが冬至って12月の中頃で良いんだったか。
いや冬に至るだから真冬になるのか、と言うか冬至って日が短い日で冬とは関係なかったような、理科の授業もっと真剣に聞いておくべきだったかね、なんと言うか今さら小中学生レベルの勉強を惜しむとか年寄り臭くて嫌になるな。
と言うか授業で覚えた大半は忘れている、簡単な四則演算、それに漢字と英語に幾つかの専門知識は残っているがサインコサインとか本能寺が西暦何年とか完全に忘れている、無駄に歴代徳川は覚えていたりするが何歳で死んだとか迄は覚えていないし何をした人かも覚えていない、ギリギリ生類憐れみと目安箱くらいか。我が家の手紙を読めれば具体的な何かが解るかもだがあのグネグネした文字のような物を読めるとは思わない、鶴子なら読めるかもだが門外不出だしな。




