久々の掃除
さて、久々のシェルターはやや荒れているな、下草が生えてきていて落葉もそこら中にあるしシェルターも心なしか埃っぽく見えてしまう。
とりあえずお昼休憩だがせっかくだし簡単に片付けを済まして火を起こして焼き干しを炙るとしよう、雨晒しで昨日の雨に濡れているようだが多少は薪も残っているし一部は乾いている、布やロープは基本装備だから焚き付けには事欠かないしなんとかなるだろう。
無理矢理というかかなりの無茶で火を点けて焼き干しを炙っていく、こっちで焚き火を使うのなんかどのくらいぶりだ、墨巣さんと会った時以来だと思うだからおおよそ3ヶ月強ってところか、1年の四分の一とはまた気の長い話だな。
と言うか考えてみるともうそれだけ経ったのか、時間の流れと言うのは気付いてみれば早いものだな。
さて、昼食も済んだところで本格的に掃除を済ましていこう。
とりあえずシェルターに敷いた布やマットを叩いて埃を払いロープに弛みがないかを確認していく、平行して墨巣さんが掃除をしてくれている中で一気にチェックを済まし、最後に警戒網を確認する。
流石に全てを治せるくらいの資材はないがある程度ならなんとかなるし使う事は無くとも万が一に備えて確認はしないとだ。
一通り見て回りロープを張ったりしつつシェルターの整備も完了だ、後はここから海までのルートを再整備してから拠点に戻れば頃合だろう。
森を抜けて海に出たところで引き返して最短距離で拠点に戻る、然ほど荒廃していなかったのが幸いして予定より早く終わったがほぼ1日使ってか、とは言えこれでシェルターを使う機会が有るとするなら安心して使えるな、まぁ本格的に使いたいならもっと整備が流石に自分から好んで彼らのテリトリーに入るのはマズイだろう、何度となく行来していた頃でも可能な限り手早く済ませて離れるようにしていたくらいだし。
森を抜けて竹林に到着する、まだ時間的に余裕は有るから拠点に竹を持ち込んでおくかね。
この間で使い切ったし数本置いておけば何かの時に役に立つ、何かの時に取りに行けばとも思うが折角の余剰時間を有効利用するとしよう、搬入だけなら装備とか関係ないしな。




