堆積
本日も朝から天候に恵まれて絶好の作業日和だ、正直に言って今の状態だと雨に降られればその日を含めて2日は足止め食らうから降ってほしくないんだよな。
まぁ雨の翌日、粘土が乾くのを待つ間に別の、例えばシェルターまでの道の再整備を途中までってのも普通にアリだ、さて、何時ものように漁を済ませたところで早速穴堀りだ、もはやモグラやオケラに近いレベルで穴を掘りまくっている気もするが四六時中地面の中で過ごす彼らには流石に届かないか、そう言えばかなり地面を掘っているのに虫をほとんど見ないな。
実家に居た頃にタンポポ畑で遊んだ事も有るから言えるが地面をこれだけ掘り返して虫を見掛けないのは異常だ、ミミズに蟻、蜘蛛に小さな甲虫、悪ければ黒いアイツなんてのも出てくるがこの島だとほとんどと言って良いくらいに見ない。
目に見えるギリギリの細かなダニのような奴は居たりするし希に蟻も見掛ける、ミミズはもっと希で甲虫に関しては見た覚えがない、その他芋虫やサナギなんかも見ないしこの島の生態系はどうなっているのか少しばかり気になるな。
そんな事をツラツラと考えながら墨巣さんの交替で穴を堀続けてそこそこの大穴が完成する、やはり腐葉土だと掘りやすいな、ここの地面と粘土ポイントの地面をソックリ入れ換えたいがゲームならまだしも現実では重機でもない限り不可能で、しかも全くもって無意味だ。
穴掘って別のところの土で埋めて、穴掘って出た土はその別のところに埋める、なんかこういう拷問が有ったような気がするな、いや、あれはひたすら掘っては埋め戻すんだったか。
まぁ何にしてもこれだけの穴が有れば一月か二月かは灰の処理に困らないな、若干警戒網に触れるくらい幅が広くなったのが誤算だがすり鉢状の端が警戒網の真下から数センチってだけだ、ギリギリ問題ないだろう。
これが真下に最深部となるすり鉢なら下から潜り込まれる可能性もあるが端だし、しかもほんの少しだが外れている、ギリギリセーフだな。
お昼休憩を挟んでまたまた穴堀りだ、最近突発的な作業の連続で進んでいないがおそらくもう何も無いと信じたい、仮に有るとするなら竹が足りなくなるとかだがまだまだ余裕はあるし進捗スピードが遅いから数日は余裕だ、まぁその事は全く嬉しくはないのだが。




