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何度目かの

 さてこれで鳴子と台には十分なくらいに竹を運び込んだ、足りなくなればまた運び込むだけだが必要ないだろう、ないと信じたい。

 とまれ、今は鳴子作りだな、先々の事を気にするのもいいがそれで目の前の問題を片付けなくて良いなんて事はないからな、起こってもいない事を心配するのも大事だがここはやはり刹那的に目の前の事からだ。


 切り分けて加工してロープで一纏めに、なんと言うか経験は全く無いが内職じみているな、チマチマと数を作る辺りが特にだ、シェルターと拠点回りで何度となく作ってきたからか無駄のない動きと言うか、ミスや失敗が少なくなっている。

 穴を空けるときに割れる、ロープが太くて通らない、通して結び目を作っても抜けてしまう、こんな失敗も今では少なくなり作業効率はウナギ登りだ。


 お昼休憩を挟んでまた制作を続ける、残り二割程度だから予定通り設置まで可能だな。

 ひたすら加工しまくりようやくと言うか必要量と考えられる量が揃う、とりあえず普通に一周分を作ったから足りないなんて事はないだろう、まぁ足りなければ作るだけだが間違いなく余るくらいに作ったと思う。


 さて残りは約1時間半、可能な限りで警戒網を張っていこうか、とりあえず川を中心に半径15メートルくらいで良いだろう、一先ずは川のこちら側から進めていって渡っての作業は明日以降に持ち越しだな。

 木の間にロープを張り鳴子を設置していく、と言うかミスったな、流石に幾つもの鳴子を抱えてというのは無理だから何度か往復しているわけだが、川向こうに搬入するの大変、でもないか、川岸に纏めて往復して、それから着替えて合図を出せば良いんだし。

少々面倒ではあるが大きなミスではないな、まぁそれも少しばかり未来の話だ、残念ながら今すぐ全てが終わるなんて事はない。


 とりあえず一部だけだが警戒網は張れた、少なくともその方向からの侵入は難しくなったと思うが効果の程は解らない、幸いにして今の今まで風で揺れて鳴ったくらいだし。

 まぁもしかしたら眠っている間に狸とかが触れてビビって逃げているかもだが、だとしたら作った価値はあるな、俺が知らないだけで効力は発揮しているんだから、ただ副次的な効果である早期警戒ができないのは完全に発揮しているとは言えないのだが。

それでも効果はって、あぁ可能性の一つでしかないから誇れないな。

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