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ストレス

 食休みを挟んで再び藪との戦いだ、夕方までに半分も進めれば良いって感じだろうがこのペースだと届かないだろうな。

 休憩を挟みつつ交代しながら作業を進めて行くが前に進めている気がしない、半歩進むのに最低でも30分は掛かるし長ければ1時間を越える事も当たり前のようにある。

酷いと2時間掛けてようやくってぐらいで遅々として作業は進まない。


 ひたすら前に進んで出てくるゴミを片付けて、それでも半分には届かなかったな、まぁ後二歩ってくらいには近付いたが先は長い。

 作業を切り上げて拠点に戻る、明日は塩作りに充てるとして良い休暇になってほしいな。


 無事に拠点に戻り装備を入れ換えて磯に向かう、竹筒から出てきた穴子とタコに小魚、それにカワハギか、米を炊いて穴子丼を楽しもうかね。

 手早く調理を済ませて穴子丼にタコの炒め、カワハギの刺身とくし焼きの小魚、相変わらず魚オンリーの食事となる。



 天候は問題無し、体力はやや厳しく筋肉痛も若干ながら顔を覗かしている、今日は塩作りだからそこまで体力は消耗しないだろうし休憩にはなるかね。

 とりあえず朝の漁を済ませて墨巣さんと手分けをしつつ海水を用意していく、後は煮詰めて煮詰めて丸一日だ。


 何度か海水を加えつつ竈を使い土鍋の中で煮詰めていく、お昼休憩を挟んでさらに煮詰めて煮詰めて、夕方にはそこそこの量の塩が手に入った、これでまたしばらくは持つな。

 夕飯作るために漁に向かう、うん今さらだが異常だよな、普通ならスーパーかコンビニに買出しってところを海に向かい漁をって、時代的に縄文とかその辺りの生活だぞ。

まぁ幸いにして調味料や道具的に縄文よりマシなのだが、それでもやってる事は狩猟時代全盛期って感じでサバイバル生活と言うよりハンティング生活の方が正しいかもな。


 久々のサザエと小魚にタコか、カワハギもあるし十分だな、サザエのつぼ焼きに小魚の煮付けとタコの塩焼き、カワハギは肝で和える、さて、最近のタコ事情を考えると今日の分では塩が寂しいな、ケチって使えば一月は余裕で持つだろうがもう1日くらい塩作りに使っても良いんじゃないかな? 休息にもなるし幸いにして日程は気にしないで良いわけだし。

 等と考えてはみたがダメだな、そろそろ水浴びやタオルで体を拭うだけという日々にストレスを感じ始めている、俺の方が長く居るから墨巣さんはまだ大丈夫だろうなんて甘い考えは持てない、男と違って女性にとって身綺麗にというのは死活問題だし、最低限の信用はそこそこのると思うが男と二人きりという状況で水浴びとかは厳しい物があるだろう。と言うか俺が居なくても外で裸と言うのは厳しい、例え他に誰も居なくても羞恥心とは別問題として倫理観とかが重く乗っている。

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