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 ゴンスイにタコか、それに久々のハモだ、煮付けと潮汁に焼魚ってところかね。

 拠点に戻りテキパキと調理をしていく、米を炊くのにもなれてながら作業でも完璧な炊き上がりに持っていけるようになってきている、お焦げも美しく炊き上がり夕食の時間だ。



 よく眠れたと言えるくらいの安眠だったな、なんと言うかスッキリした目覚めで良質な睡眠だったらしい。

 今日も今日とて1日を始めるとしようか、今日の目標は二つ目のポイントの踏破だがどの程度かまでは覚えていないから予定は未定なのだが。

朝の漁を済ませて現場に向かう、一つは迂回路を進んでさらに一つを越える、残念ながらこの二つに関しては人力ではどうしようもない、諦めて次のポイントを目指そう。


 ようやく続いてのポイントに到着だな、今回も藪だが昨日までよりはマシだな鬱蒼とはしているが厚みがないから多少時間を使えば抜けるのは難しくない。

 さっそく取り掛かる、ここを越えればまた次のポイントだが、どうなんだろうな、そろそろ前半の迂回ポイントは終わるのだがお弁当になるのかね。

とりあえずここを済ませて時間が余るなら進んで確認ってのが分なんだろう、明日に回して無駄足は嫌だし。


 いや、あるいは墨巣さんにここを任せて俺だけ先を目指すというのも有りかね、どうせ交代しつつで片付けくらいしかやる事がないタイミングもあるし。

 とりあえず目の前の作業でをと藪を切り開いていく、30分も作業を続けると息が上がってくるし辛い、まぁもう一息頑張ってから交代だな。

墨巣さんと交代して少しだけ外す事を伝えて先に進む。


 進まなければよかったと今更ながらに後悔してしまうが早いか遅いかの問題でしかないんだよな、目の前の大きな壁を前にそんな事を思ってしまう、先の二つを合わせたより深い薮がそこに立ちはだかっていて向こう側が見通せそうにない。

 迂回路を進んだ感じだと5メートルはあるか、なかなかに重労働になるな、とりあえずそのまま進んでさらに先を確認してみたが前半の迂回ポイントは越えてしばらくは真っ直ぐだった、これを幸いと言っていいのか悩むが骨は折れそうだ、大きくは迂回しているから切り開かないという手も取れないし頑張るしかない。


 現場に戻り、進んだだけ出たゴミを片付けていく、なんと言うか物凄く言い出し辛いな、この後にとんでもない山が待っているなんて、それでも言わないとだな、正直に言って覚悟無しでアレと対面するのはマズイ。


 「あー、先を見てきたんだが、テンプレで申し訳ないがこう言わせてもらう、良いニュースと悪いニュース、どっちから聞きたい?」

 とりあえずジョークにもならない文言に逃げてしまったがこうでもしないと言い出せない、本当に情けないな俺は。

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