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遠方

 さて、荷物の確認も終わった事だしお弁当持って作業と行こうか、目標は九割だが八割を越えれば良しかね。

 ほとんど2時間も掛かるくらいに進んだがそれでももう1時間半くらいは掛かるんだよな、蛇行してなければ30分は短縮できるだろうから直線で約3時間、普通に考えると歩きの距離じゃないな。

せめて自転車が欲しくなるがマウンテンバイクとかじゃないと無理だろうな、それでも1時間くらいは掛かってしまうだろうが歩くより早いし楽だろう。


 さて、お昼までそれなりにしか時間もないが作業スタートだ、下草を刈り枝葉を切り落として少しずつ前に進む、そろそろまた鬱蒼としたエリアに突入して迂回続きだ、面倒ではあるが一先ずは迂回路の開拓からだな。

 ひたすら進んで進んで、適当な所で切り上げてお弁当として焼き干しを食べる、やはりこれが正解だな、毎回戻っていたならそれだけで時間を取られて作業に使えるのは朝夕含めても1時間に届けば御の字って感じになってしまうだろう。


 食休みを挟んで作業を再開するがやはり移動をしないだけで大違いだな、往復だけで体力も消耗してしまうし本当になぜ昨日までやらなかったのかと問いたくなってくる、初日からこの方法なら今頃は、いややめようタラレバは言っても仕方がないし、むしろもっと遅くに気付くよりマシだと考えよう。

 適当な所で切り上げて拠点に戻る、とりあえず最低目標だった八割を越えたがまだ先は長いな、とは言えもう少しで藪ポイントを抜けるから後はかなり楽だ、難所はもう残っていないし明日には開通するだろう。

とりあえずそこを目標として次を考えておこうか、先に温泉の整備かそれとも直通路の確保か、湯冷めを考えるなら後者に軍配が上がるが疲れを取る意味でも前者も強い、それでもしかし先に嫌な事から片付ければ後が楽という考えに基づいて開拓からかね、とりあえず墨巣さんと話してみるか。


 戻るだけで軽く2時間越えか、本当によく進んだものだな、森を切り開いて道を通すとか本来なら重機案件だと思うのだがやればできるというのはこういう事を言うのかね。

 まぁ比較的若い森ってのもあるのだろうが、これが数百年単位の森なら流石に手も足も出ない、仮に切り開くにしても二人で取り掛かっても1キロ進むのに2日とか必要になりそうだ。

まぁそれ以前に二人でって部分が大問題なんだろうな、普通に考えて重機なしだと十人単位で必要になるよな、よく二人でここまで進めたと驚愕だな、なんと言うか改めて思うが異常自体?が当たり前って事を許容できる、その辺りが先輩を筆頭にした変人達と付き合える理由かね。



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