燃費
筋肉痛がかなりピークだな、昨日はスマイリー事件のおかげで午前中だけの作業だったんだが日々のダメージは捨てきれなかったらしい。
これは休息日だな、本来ならもう1日仕事という流れだったんだが残念ながら諦めるしかない。
ダメージ加減から言って漁はそこそこキツいが日々の糧は手にいれる必要がある、ツラいが頑張るしかないな。
悲鳴と文句を叫び続ける全身を不屈の精神で黙らせて漁を済ませる、拠点に戻ることすらキツいくらいにダメージがキテいるがここさえ越えれば夕方まではほぼテントの中で過ごせるんだ、体が叫ぶ文句は無視だ無視。
ドサリと体を横にして、そのまま微動だにしたくない、残ったスタミナの一欠片まで絞り尽くしてもう動けない、少なくとも数時間掛けて回復しないともう無理だ。
茹だるような暑さが余計にツラく、もう9月だと言うのに太陽は絶賛能力フルパワーって感じで、そろそろ秋も近いし『もういい休め』って感じだな、とは言えこの暑さも2ヶ月程度で終わりだろう、南の島とはいえ流石に11月ともなれば相応に涼しいだろうし、そのまま年明け頃には寒くなる筈だが、さてどうなるかね。
お昼ご飯を焼き干しで済ましてそのままテントの中だ、そこそこスタミナも回復しているが筋肉痛自体はまだ残っているしな、万全の状態に持っていくためにはもう1日休んだ方が良いのかね、完全回復したところでまたすぐに鈍るだろうが。
それでも万全なら2日の作業の遅れを取り返す事は余裕で可能だろう、まぁ期日はないから取り返すも何も無いのだが、さてどうするかは明日の体調と天候に任せるとして、そろそろ夕飯のために漁の時間だな。
お昼と同じく焼き干し交換のためにとなるが、捕らないと交換はできないしな、最低限でも良いから捕りにいくとしよう。
回復したとは言えない体を叱咤して鼓舞して漁へと向かう、体が重苦しいがさてもう一頑張りだ。
ある程度のところで切り上げて拠点に戻る、どうせ焼き干しメインなわけだし、捕りまくっても仕方がない、タコとご飯で調整可能だしな。
そのままタコ飯とカワハギの肝和え、焼き干しの夕飯を腹の中に納めて、後片づけもそこそこにテントに引きこもる、せっかく回復したスタミナも半分以下ってところか、感覚に過ぎないが本当に燃費が悪くなってきているな。




