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 大量とは言えないがウニがそこそこ手に入った、これはウニ丼の流れだな、タコも捕れたしクロダイもある、むしろ海鮮丼でいってみよう。

 テキパキと調理を済ませ、焼きハゼの潮煮に海鮮丼、タコの炒めとクロダイの塩焼き、相変わらず漁師町の定食屋のような夕食だな。


 明日の準備を済ませて早々にテントに引きこもる、念のためにマッサージで疲れを癒しつつ明日に備えて早く寝るとしよう。



 なんだろうか、ひたすら変な奴に追いかけられる謎の夢を見たな、夜の町を上半身裸の痩せぎすの男に追いかけ回されるってどんな状況だよ、実感に起こったなら普通に翌日の新聞に載る事件だぞ。

 仮に捕まっていたらどうなるのかとも思ってしまうが考えていても答えは出ないし、ただの夢だ、昼飯を食べる頃には忘れているだろうな。

そこそこ体が重いが動けなくはない、今日1日で限界だろう、やはりと言うべきか日に日にスタミナが減っているな、ここに来た頃は精力的に動き回っても大丈夫なくらいだったが、かなり弱りぎみだ。それこそ完全回復を狙って2日か3日休んでも元のようにとはいかないのだろうな。


 やはり魚ばかりというのがマズイのかね、いやしかし日本人は魚を食べまくる民族だし肉を日常的に食うようになったのは、確か明治だか大正、いや江戸後期だったか? まぁかなりおおざっぱにいってほんの500年って感じだろう、卑弥呼の時代から考えるとまだ魚食の時代の方が遥かに長い、間違いなく俺の体と遺伝子は海産物の栄養を余すことなく有効利用できるようになっていると思うのだが、流石に500年となると体が作り替えられていてもおかしくはないのか。

 まぁその辺りは民俗学、いや遺伝子研究かね? 大まかな分野としては人類学とかになるのか? 何にしてもそれらの教授に任せるとしよう、まぁ俺が任せなくとも研究しているだろうがな。


 朝の漁果を手に拠点戻り、装備を整えて昨日の続きだ、午前中には昨日の目標だった三割を越えたいところだがまだ少しばかり難所が残っていて、体の重さを考えるとギリギリってところだろうな、とは言えそこさえ抜ければしばらくは枝葉が少ないから下草を刈るだけで進める。

 午後からは一気に距離が稼げるだろう、その代わりに明日は休みだろうがとりあえずそれは後々考えるとしよう。

森を突き進んで昨日の続きからだ、昨日戻る時も思ったがやはり切り開くと歩きやすさが違うな、ヒョイヒョイ頭を左右に振ったり手で払い除けなくても枝葉は邪魔にならないし、下草に足を取られる事も無い、むしろ比較的歩きやすさを重視してしなくても良い迂回をしたとはいえ3日も掛けずにルート選定ができたのが驚きだな。

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