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沈黙

 そのまま無言でストレッチを済まし墨巣さんの準備を待つ間に薪やらを用意してしまう、ほぼ毎日変わらずなんだが今日に関しては無言が痛いし怖い、どんなホラー映画でもこれを越えるものはないだろうし俺の経験だと、ああスマイリーが居たな、あれが最大としても五指に入る恐怖体験中だな。

 戻ってきた墨巣さんと共に磯に向かい、何時ものように漁を済ませていく、テキパキと無駄なく効率よく、新たな動きにも慣れて前とほぼ同じように動けているな。

掛かる時間も似たようなものだし完全に物にしているという奴だな、さて本日最初の成果は鰯が少しとタコが二匹か、まだ絶賛リバウンド期らしいが二段目でなんとかなるな。


 一度拠点に戻り装備を入れ換えて石運びだ、しかし今まで互いに挨拶程度しか会話は無しか、何時もの事とは言え辛いな、救われる部分があるならば冷たい目で見られてはいないって事かね、いやまぁ依然として冷たくはあるのだが少なくとも昨日よりはマシだ、安心はできないがとりあえず一晩経過でやや好転と見よう。

 そのまま磯へと向かい積まれた石を抱えて建造現場まで運び込む、今日1日でどこまで運べるかは不明だがギリギリ全て運べるかね。

とは言え無理は禁物だし様子を見ながらとはなるから本当にギリギリの線だ、まぁ最悪明日に回しても問題は全くないのだが。


 三つ四つと抱えて持って坂を登る、とりあえず体力的に余裕で運びきるのは可能だな、流石にお昼ご飯までにってのは無理そうだが今日1日でなんとかなるな、それどころか建造も途中までなら可能だ。

 昼飯までにもう一つくらいはと気合いを入れて坂を登り、かなりの疲労感と引き換えに石を運び込んだ、とりあえず残りは二つだし昼飯後にでもサクサク済ませてしまえるしそこから先も問題なくだ、ただ困った事に墨巣さんに手伝ってもらう事と言えば片付けか、後は材料として竹を運び込んでもらうくらいかね。


 昼休憩を挟んでも相変わらずの無言だが普段通りと言えば普段通りではある、基本的に互いに話したりする事はなく、無駄口も愚痴も世間話でさえする事なく黙々と作業に従事だからな、なんと言うか工場での流作業でももう少し会話があると思うのだが、俺から話しかけないからなのかそれとと元来から無口なのか、なんと言うかとしか言いようもないな。

 とりあえず石運び中は余裕もないから無理だが建造中にでも話し掛けてみるかね、とりあえず三馬鹿についてでも確認して必要なら簡単に紹介かね、基本的に墨巣さんと関わるとも思えないがこの間みたいなイレギュラーは起こりうるし。

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