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蒸籠

 斧を振り鋸を入れと手早く木を斬り倒していく、流石に切り株はどうこうできないがこれでかなりスペースは広がったな、まぁこのまま作業をするには倒された木が邪魔だしもう一本を切りたさないとまだ狭いのだが。

 切り押した木を墨巣さんと手分けをしつつ切り分けて薪に加工していく、しかしこれだけ薪が増えるともはや一冬越すのは容易くなるな、さらに一本分が増えるから正月を越すのは余裕も余裕、仮にこれから行う開拓で出ると枝を持ち込むならもはや日常生活で使う量なら期間終了まで持つだろうな。


 塩作りとかで多少の変動は有るだろうがそれでもかなりの期間は持つし、薪を用意する時間を別の事に使えるからプラスとみたいな、乾燥が進めば点火も早まるしその分も含めて時間的にプラスマイナスゼロには近付いたかね。

 まぁ若干マイナスになっていても仕方がないと言うか必要事項だからマイナスと呼ぶのもどうかと思うのだが、それでも予想だと今日辺りにでも橋の建造はかなり進んでいた筈で、なんと言うか気分的に呑み込めそうにない。

それでも作業を進めないと停滞しかしないし建造に取り掛かる事もできやしない、残念ながらと言うべきか遠回りを百も承知で突き進む以外の方法はない、なんと言うか常にそんな感じだな。


 なんとか全てを加工し終えて運び込んだ所で切り上げてお昼休憩だ、焼いたタコに焼き干しにと満腹の昼食の後は食休みとなる、さて午後からは残った体力的に建造現場の掃除と斬り倒しまでだろうな、それでも少しは前に進めたかね。

 落ち着いた所で建造現場に向かいまた木を斬り倒す、低木じゃなかったらもっと日数が掛かっただろうからそこだけはラッキーかもな。

低木とは言え倒れればズシンと腹の底に響くような衝撃はある、これだけで一作業終わったって気分だがまだ切り分けて運ぶ必要はあるんだよな。


 とは言え体力的に厳しいし、残り時間は蒸籠作りに費やすとしようか。

 とは言え竹を編み込む作業もそろそろ終わるのだが、しょせんは蒸籠擬きのザルだしなそれほどの手間は掛からず合間を見ての作業とは言え既に九割完成している。

ただ蒸籠のように重ねたりできないのが残念でならないな、一気に大量に調理できなくなるから薪を無駄に使う事になる、いやそもそも使う機会はそれほど多くないし一気に大量に調理する事も無いだろうから問題無いのか。


 ようやくと言うかザルが完成だ、適度に隙間を空けて湯気が良く通るだろう、何処からどう見てもザルだな、後は湯気をある程度閉じ込める事が出来る蓋だな、今日中は無理だろうが近日中には完成するだろう。

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