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微妙に足踏み

 体の熱も程よく冷めたしサッパリもできた、そろそろ戻って夕方までのんびり過ごすとしようか。


 そのまま夕方まで体を休めて漁に向かう、しかしこの調子だと石を建造現場に運び込む前にまた休息が必要になりそうだな。

 木を二本斬り倒して切り分けて運んでだからほぼ確定の流れと見ても良いだろう、なんと言うか前に進んでいる気は全くしないのだが足踏み程度でも進んではいると信じよう。

磯に到着したところで手順は何時もと変わる、ホースを全て潮溜まりに沈めて片側を固定、反対側を指で塞いで引き揚げて排水だ、多少時間は掛かってしまうが数秒程度だし二本同時にも成功した、馴れれば元と同じくらいには短縮できるだろう。


 ウツボが二匹に小魚が大量か、小魚は少し逃がすとして焼き干しの交換といこうかね。

 拠点に戻り墨巣さんに小魚を任せて俺はウツボだ、今日は煮付けてみるとしようか、そこそこ慣れてきたがまだ粗さは目立つな、それでも綺麗には捌けているし苦労しつつって感じでもなくなった、もう少しで売り物のように綺麗に捌けるようになるだろうな、ウツボがスーパーに並んでいるのは見た事は無いのだが。


 テキパキと調理も進み焼き干しの炙りにウツボの煮付けの夕飯が完成だ、墨巣さんの方がボウズだったとは言えウツボ二匹でそこそこの量となる。

 それに焼き干しも加われば満腹は容易い、美味しく頂き楽しむには十分だ。

夕飯を済ませてそそくさとテントに引きこもる、しかし暑いな、ずっと暑いし辛いが今夜は特に暑い、グッスリ眠るのはかなりの苦行となりそうだ。



 暑さに耐えながら眠りに就くのに苦心して、ようやく眠っても浅いが、それでもなんとか夜は超えた、それでも昨日の熱は過ぎ去ったとは言いがたく、やや生温い空気が支配中だ。

 テントから這い出て体を伸ばし準備を済ませていく、今日もまた暑い日になりそうだが頑張るとしようかね。

まだ夜も明けきっていない中、少しばかり眠気を引っ提げて磯へと向かいホースをセットして水を抜いていく、そのまま放置している間に魚籠と竹筒だ。


 淀みなく無駄なく洗練とされた動きに近付いているし昇華しそうでもある、新しい動きに早くも慣れたな、完璧には今一つ足りないとはいえ実力は十分にあるな。

 朝の成果は鰯とハゼにタコ、そしてカワハギと何時もの面々だな。

拠点に戻ってから装備を入れ換えて作業開始だ、とりあえず目標としてはお昼までに木を一本斬り倒して干場に運べれば上々だろう、疲労感的にそれ以上となると午後にもう一本を斬り倒すのがやっとだろうがさてどうなるかね。

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