掃除
川で手を洗ってから拠点に戻り食事を済ます、とりあえず四割くらいは掃除できたがさて夕方までに竈まで済ませる事ができるかね。
食休みを終えて薪干場に向かい掃除を再開する、幸いにしてまだ乾いてはいない、いや一部は乾いているが大部分は湿り気を残してくれている、ひたすら泥を掃除して1時間強でようやく排水路の掃除が終わる、さてようやくお次はだ。
お次は竈の煙突部分の掃除と組み直し、残り時間的に崩して掃除が関の山だな、まぁそれでも進みはする、若干ながら全体として後退はした事にはなるが必要事項としては進捗という謎現象だな。
石を崩して中に入り込んでしまった混合物を掃除する、若干ながら乾いて固まってしまってはいるが布を軽く濡らして擦ればなんとか落ちる、まぁ通るのは煙だからそこまで綺麗にしなくても良いのだが煤とかあるしな。
とりあえず簡単に詰まらないようにスペースを確保する必要はある、幸いにして状況は最悪ではなく掃除自体はそこまで大変ではない、若干以上に一斗缶に流れ込んだ部分もあるがとにかく手分けをして掃除だな。
数時間掛かりで掃除を終えてとりあえず作業終了だ、明日には組み直して煙突の設置までだな、後は乾燥させつつ屋根の建造と調整、使用実験はそのさらに後だ、8月の半分を越えてしまうが9月の可能性すらあったんだ、まだ早い方だと思い込むとしよう。
作業を終えて磯に向かい漁を済ます、本日は久々にウツボがこんばんはしていて小魚は居ない、おそらくウツボを恐れてだとは思うが量としては一匹で賄えるくらいには大きい、まぁ減った焼き干しを元に戻すのは無理そうだが。
とりあえずそれは二段目に期待するとして、見た目的には微妙と言ったところか、鰯とかは居るらしいが数はそれほど居ないっぽい。
それでも水を抜いて少しばかり小魚を手にして拠点に戻る、墨巣さんがクロダイを突いてくれたおかけで量としては十分だし焼き干しの補充もできる、リバウンド期は抜けて完全回復と言っていいだろう。
小魚を捌いて焼いては干し、ウツボは蒲焼きにクロダイを煮付けにして夕飯が完成する、美味しく頂くとして明日に備えてだな、幸いにして状況は好転している、動けば動くだけ物事は片付くし完成していく。
目覚めは良好で気持ちが良いが、汗で張り付いたシャツとか朝からの暑さとか、その辺りは良好とは言えず最悪の気分だ、とりあえず着替える前にストレッチを済まして軽く水浴びを済まして着替えて洗濯をする、これだけの暑さだ、例え太陽が雲に隠れても昼には乾くだろうな。
さて朝の漁を済ましてしまって、煙突の設置だ、それさえ済めば後はもう二歩くらいだ。




