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大仕事

 漁の方は相変わらず低迷で墨巣さんの突いたクロダイのおかげてなんとかって感じだな、もう1日2日は続くだろうがレベルとしては低いしさてどうなるかね。

 さて作業といこうか、薪を竈の回りに並べ中にも外にも薪を組んでいく、後はこれに火を点けていくだけだな、とりあえず数ヶ所に分けて炎を灯していきあっという間に炎の山だ、ただでさえ暑いのに炎で熱いという二重苦に煙で三重苦か、中々にヘビーな1日となりそうだな。

 

 そのまま薪を追加しつつ炎を維持していくが、中から外から混合物が焼き固められているんだろうが温度としては陶器のための窯なんかには遠く及ばず素焼きにすらならないだろうな、それでも自然乾燥よりは強く固まる筈だ。

 何度か薪を投入しつつ灰やら燃え残りを掻き出し炎を維持していく、とは言え流石にそろそろ薪が無くなりそうだな。

墨巣さんに炎を任して薪を補充しにいき、薪を抱えて何度か往復してまた一山積み上げる、なんと言うか休息になっている気がしないが仕方がないんだろうな。


 そのまま数時間交代で薪を補充しつつ炎を維持して何度となく掻き出した燃え残りがそこそこの山になる頃にお昼ご飯となる。

 さて、このまま夕方まで、そして仮眠を取りながら一晩中、明日の夕飯だなまで炎を絶やさず焼き続ければそこそこ強固にはなるだろう。

おそらくではあるが最低ラインとして縄文土器とかと同じくらいにはなるんじゃないかな、まぁ縄文土器の強度とかは解らないから比較もできないが少なくとも土中で数千年は保つような強固さにはなると信じたい。


 流石に二人で同時にとはいかずとりあえず時間的にリミットのある俺から漁に向かい最低限でしかないがゴンスイを手にして拠点に戻り、そのまま墨巣さんと交代して炎を維持しつつ魚を焼いていく、とりあえず少ないが焼き干しの一部入れ換えをするとして墨巣さんの漁に期待だな。

 幸いにしてというべきかまたウツボさんが銛の先で暴れていた、まぁ流石にアレをキッチリ絞めてから来いというのはあまりにも酷だな、鶴子なら顔色変えずにやるだろうが墨巣さんはまだ慣れていない、教えてはいるが習得するのにもうしばらくは掛かるだろう。


 しかし予想から外れてのんびり話をしながらってのは無理だったな、薪の消費自体はなんとかなるが燃え残りの掻き出しやらに時間を使いゆっくり話す時間はなくなってしまう。

 それでも多少は休めているのだがグッスリたっぷり眠ると言うわけでもないし回復はしないだろうな、したとしても僅かな物になりそうだ。


 夕食を終えたところでまずは俺から眠りに入る、今が18時ちょい過ぎで5時間後の23時に交代でそのまま朝までだ、とりあえず最も辛いであろう深夜帯をかって出たが最近19時には眠っている墨巣さんとしてもこの夜更かしは辛いか、まぁ頑張ってもらうしかないし頑張るしかない。

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