表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
345/1039

夏の暑さ

 お昼ご飯を焼き干しで済ませて、とりあえずお湯を沸かしてサッパリするかね、もうこんな状態だと動き回れないし何をするにしても足りていない、諦めて午後は休息に充てるとしよう。

 体を拭ってサッパリしつつ着替えも済ませて洗濯も済ませる、水浴びよりサッパリするが石鹸使ってないから綺麗になったかどうかは微妙だな、まぁ石鹸を使って体を洗うのは夏場でも週に二回で十分なんて話を聞くし良いのかね。


 まぁとりあえずは良しとしよう、問題は洗髪だがこちらはシャンプーとの兼ね合いもあるからな、残念ながら持ち込める量の限界でそれほど大きな容器の物ではなく、毎日洗髪となれば3ヶ月と持たないくらいには少ないし、ケチって使ってはいるしまだ余裕はあるがこれから本格的に暑くなるのを考えると温存しておきたい。

 洗濯を済ませて拠点に戻りのんびりと時間が過ぎるのを待ちつつ思考を巡らせる。


 さて、優先順位として石とバケツはそこそこ高いな、砂利を運ぶにも必要になるだろうしバケツは必須だろう、むしろ魚とか鍋で運び、水抜きも鍋だ、今までなぜ困っていなかったのか、あまりにもお粗末で馬鹿すぎる。

 とりあえず最低でも一つ、バケツを拾わないとだな、この数日落ち目だしおそらく明日から数日も掛ければ一つくらいならなんとかなるかな? 二つも拾えればその後すぐにでもリバウンドだろうが。

まぁそれは受け入れるとして、できるなら二人分は欲しいな、探すのに物凄く時間を必要とするだろうし無事なものをとなると東西の漂着地点を行き来してってところか、最大でも1週間を目処に区切らないと時間も足りなくなるしけっこう厳しいな。


 のんびりと待つ間も風は吹き荒れ、そろそろ夕方の漁という時間だが以前として風は強い、望み薄だがとりあえず磯に、いや滝の上から海を見下ろすだけで良いか、荒れているならそのまま戻れば良いし落ち着いているならそのまま磯まで降りる事もできる、前者なら短縮で後者なら遠回りだが僅かな差だ、その上で確率的に前者の方が高いんだし無駄は省こう。

 海までそこそこ距離はあるがそれでも白波と言うには高い荒れ模様が見てとれる、アレかね明日からの漂着物拾いへの追い風かね? 確かにこの荒れ模様なら満潮時に大量のゴミが押し寄せていそうだが。


 炙った焼き干しで夕食を済ませて早々にテントに引きこもる、とりあえず明日には天候も回復してくれればいいのだがな、焼き干しも余裕があるとは言え無限ではないし。



 とりあえず風の音はしないし雨の気配もない、流石に無風では無いだろうが漁ができる程度には海も落ち着いていると信じたい。

 いつものように準備を済ませて磯に向かう、しかし朝でも暑さが目立つようになってきたな、日中もかなり蒸し暑いしもうそろそろ夏日を越えて真夏日が当たり前のように出てくる季節で、おそらくこの島で最も辛い季節になるだろうな。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ