解決法?
お昼御飯を済ましたところで金槌を握り一斗缶に釘を打ち付けていく、とりあえずそろそろ半分は越えそうだがそろそろ錆びゾーンを越えそうなんだよな。
まぁしばらくしたらまた錆びゾーンだがまた停滞だな、本来なら鋸で一気にいきたいんだが木製ならまだしも金属をいや、あるな、使い潰しても問題がないのが有ったな。
サバイバルキットの中からワイヤーソーを取り出して一度バラして釘穴から慎重に鋸を入れて再度持ち手の部分を取り付けて少しずつ切っていく。
割りとガリガリ行けるな、アッと言う間とは言わないがそこそこ早く僅か2時間足らずで今まで空けたミシン穴じみた穴まで到達できてしまう。
コレけっこう良いな早いし楽だ、まぁ空けた穴を繋いでいくだけだから楽と言えば楽だし、むしろ真価を確認するにはこから先を進む時間なんだが。
前後させつつ鋸を進めて行くがやはりかなりスピードが落ちるな、それでも穴を空けるよりは早いし、事前の作業で消耗しているという点を差し引いてもかなり楽だな。
ただ流石に限界か、ここらで切り上げて明後日に繰越すとしよう、流石に明日は筋肉痛で動けないだろうし無理をしても良いことなんて起こらない。
少し休息を挟んで石を運ぶべく動き出す、ただ残った時間的に一つを運ぶのが、それも途中までが精一杯だろうな。
海岸線を進んで積み上げた石の中から一つ抱えて引き返す、距離もあるし足元はすぐに砂場だ、けっこうキツいなコレ。
何時だったか背負子を作るかどうかで悩んだりしたが作っておけば良かった気もするが今から作ると微妙か、あの時は確かボタンを弾いて決めたんだったか、あの瞬間だけ運に見放されていたのかね、まぁ作っていたとしても今の作業が済めば使う機会がもう訪れるとも思えないから間違いとも言い切れないんだが。
なんとか中間地点と呼んで良いのかは不明だがこの間石を積み上げた地点までは運び込めた、時間的に切り上げて漁に向かう必要もある、と言うか道具を取りに行く必要があるから不可能だ。
急ぎ足で道具を取りに戻り、すぐさま引き返して磯を目指す、移動の前に準備しておくべきだったな、これでは無駄が多すぎる。
もっとスマートにとは何時も思っているし、かなりマシにはなったと思うがやはりまだまだ発展途上ってところかね。
今日はオコゼが多いな、久々に揚げてめんつゆに浸けて頂くとしようか、墨巣さんの方は小さめのカワハギか、量的に米を炊くかね、この間炊いたばかりだから時期的には早いが炊けなかった日もあるし大丈夫だろ。
拠点に戻って素早く米を炊く準備を済ませて炊飯をしていく、今日は普通に白米で良いだろう。
タイミングを見てカワハギを捌いて胆合えを作り、オコゼを捌いて少量の油で焼き揚げる感じで火を通していく。
揚がった後はめんつゆを少しかければ完成だな。




