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ゴロゴロ

 美味しくお焦げもできて見た目も香りも百点と言える、後は味付けさえちゃんとしていれば良い。

 問題は彩りだな、残念ながら盛り付けと彩り点が低すぎて総合して七十点も取れれば良いというレベルだ。

それらさえ克服できれば満点は無理でも高得点は狙えるな、まぁ俺の自己採点ではあるのだが。



 ようやく腕の感覚も戻り完全回復となる、とりあえず何時も通りに漁を済ませて何時も通りに拠点に戻る。

 さて久々の一斗缶との対話だ、右腕が悲鳴を上げるまで穴を空けて空けて空けまくってやろう。

釘を当てがいそこを目指して金槌を降り下ろす、ガンガン馬鹿みたいに大きな音を鳴り響かせながら穴を穿っていく。


 とりあえず限界に至るまで二時間近く、それでも今回は15も穴を空ける事に成功した、錆びていた部分が多かったというのもあるが慣れてきて鍛えられてきたというのも有るだろう。

 まぁ明日にはまた筋肉痛と御対面となるんだが、とりあえず昼御飯が済み次第腕を冷やして小細工をしておこう。


 お昼御飯として鰯の煮付けとウツボの塩焼きを頂いて午後からの予定を考える、とりあえず石運びかそれとも通路の開拓か、無難と言えるかは不明だが開拓からいこうか、どうせ左腕の限界も近いだろうし一気に進められる所までは行きたい。

 下草を刈って突き進み現れる枝葉を払ってその場に放置していく、流石に抱えて持ち歩く訳にもいかないし帰りに回収するとしよう。


 そのまま下草を刈りながら、或いは枝葉を払いながら進みもう一息ってところで限界がくる。

 本当にもう一息で通せるんだがな、枝葉を少しと下草を多少、若干予想した位置からはずれているがそれでも森を迂回するより五分は早いし森を抜けるより二分は早いだろう。

とは言えまだ未開通となる、左腕もこれ以上は酷使できないし残念だが切り上げよう、余った時間は石でも探しにいこうか、おそらく墨巣さんの方は俺が集めておいた石を運んでる事だろうし。


 やはりと言うべきか昨日積み上げたよりかなり減っているな、距離や登り坂って分を考えれば運びきれないのは妥当だろうが、とりあえず一つ言える事として今から毎日欠かさず石を探しに行ったところで墨巣さんが持っていく量の方が多いって事だな。

 流石に往復40分プラス探索だ、如何に登り坂で体力の消耗があろうともそこまでは掛からない。

まぁかなり歪なバケツリレーってところかね、最終的にどんな形に落ち着くのかは解らないが収まるべき形にはなるだろう。


 海岸線をのんびり気分で進み、砂浜を越えてゴロゴロした石が現れ出す、なんと言うか幸いにして手頃なサイズもけっこうありそうだな。

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