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 鯖が大量だな、それも中々に丸々太った奴が六尾に小さめの奴が八尾、とりあえず焼き干しに変えていくとしようか、そろそろ交換もしたいしな。

 テキパキと捌いて処理を済まして焼いていく、ついでに焼き干しを炙りつつ調理を済ませていく。

墨巣さんの突いたカワハギは何時ものように肝合えだな、相変わらず野菜が絶望的に足りないが採りにいくにも探さないとだし、見掛けてもクセが強くて食べたいと思わない物が多い、せめてふきとかの解りやすく食べやすい山菜が生えていて欲しいがどうやって彼らがここに来るんだという問題がある。


 というか、回りに生えている広葉樹でさえ何処から来たんだと頭を抱えそうになる、元は火山が噴火しただけの島でおそらくは岩盤と噴石に火山灰の島になんらかの変化が起きて木が生え、落ち葉が腐葉土となり、そこに雑草がとこんな感じなんだろうが何がどうなったのかは完全に不明だ。

 考えられるのは鳥だろうな、海鳥の糞とか渡り鳥の糞が土になり、そこに含まれた木の実から発芽ってところかね、それに流木なんかが風化してってのもあるか、ただまぁ200年でここまで雄大な森と土になるのかね、或いは地殻変動で海底が盛り上がった部分というのもあるか、いずれにしても謎だ。


 食事を終えたところで燃え残りに水を掛けて適当に森に撒く、なんと言うか拠点の回りが異様に黒と白のコントラストだな、そろそろ捨てる方法も考えないとだな、肥料やなんかにはなるだろうが流石に拠点回りが異様に目立つ。

 まぁ野性動物が近付き難い雰囲気ではあるが同時に興味も引くしな、かといって川に流すのもな、少し考えておこう。



 とりあえず目覚めと同時に絶望するくらいには雨音が強いな、これはもう動ける筈もない、外を見るまでもなく大雨だ。

 一応外を見てみるがそこそこ大粒の雨がザーザー降っている、これはどうしようもないし諦めよう。

比較的幸いと呼べる事があるとしたら右腕は昨日よりマシで左腕に若干の筋肉痛が出ているって事だな、この感じだと仮に晴れていたとしてもまともに作業できそうにないし捗らないだろう。


 ひたすら時間が過ぎ去るのに任せて体の力を抜いて岩のように動かずじっとしている。

 なんと言うかあまり良い状況ではないが幸いではあるか、とりあえず今日1日回復に充てられるんだ、明日には動き回れるし作業も進むだろう、晴れればという前提ではあるのだが。


 昼食を済ませるが相変わらず降ってはいるな、とは言えそこそこ勢いは弱まってきている、夕方までに止んだとしても作業は進まないだろうが側溝を確認したりはできるかね。

 まぁ雨が止むなら予定として組み込むとしよう、できれば日が出ている間に止んでほしいがさてどうなるかね。

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