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 幾つかある鍋に水を汲み建築現場・・・・・・はもう違うな、干場に向かう。

 とりあえず一つ目だ、流石に鍋一杯では足りないだろうし残った鍋で汲んでこようか、両手が使えたなら早いんだが右腕は全く機能してないしな、左手で運ぶには流石に鍋は大きすぎる。

二往復して鍋を運び込み、水をゆっくり流していく、今回は水量もあってか若干逆流するがそれも途中で引き返してゴール目指して流れ出す。


 鍋全ての水を流して緩やかに流れていく水を追いかけつつ水を汲みにいく。

 とりあえず左右共に五段目の半ばまでは問題なく流れているな。

もうすぐ合流地点だがさて戻って来る頃には到達しているだろうか。


 鍋に水を汲んで戻る途中で水とすれ違うという謎の体験を挟んで水路に水を流していく、とりあえずもう一往復くらいで水は足りるかね。

 水を汲みにいく途中で水を追い越すというこれまた稀有な体験をしつつ合流地点を越えて残り半分すら裕に越えて勢いはやや緩やかでもちゃんと進んではいる。

やはり勾配が緩いのかね、とは言え掘り下げるのも面倒だし、雨のように止めどなく流れてくるなら多少はスピードも上がるだろうから大丈夫かな? このまま何事もなく流れればという条件は付くが。


 さらに一杯追加で流して水の流れを辿っていく、おそらくスピードはともかくとしてゴールに至れる程度の水量には達している筈だ。

 水の流れを追いかけてすぐに追い付いてしまう、緩やかに流れていく水はなんの障害も感じさせずに進んでいく。

とりあえず残り少しまでは来た、この辺りまで来てしまえば多少勾配に問題が有っても勢いで行けそうなな気もするが最後までしっかり見届けよう。


 最後の最後で一気に停滞して逆流が起こり水が貯まって溢れ出す、まぁ最後の一枚だけなら調整も可能か、とりあえず取外して軽く穴を掘りそこに鍋を設置して流れてくる水を受け止めつつ地面を掘り下げて調整を済ませていく。

 途中で何度か水を捨てにいき、加工も終わる、とりあえず鍋を外して穴を埋め戻して竹をセットしなおす、実験は鍋に残った水を流せば終わるか。


 とりあえず問題なく成功して拠点に戻る、これでまた一つ問題事項が片付いたな、それでも累積中ではあるのだが、少しずつ減ってはいる、減ってはいるのだが後から後から増えていくから総数としては増えてるんだよな、現時点では橋へ向かう通路の開拓に竈の屋根で二つ、今回の分を差し引いても単純に一つ問題が増えている。

 もはや呪いの域に達しているが、それでも大きな問題は減ってはいるのだ、小事がいくら増えたところで、とは言わないが目先の大事に比べれば幾分かマシではある。

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