表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
292/1039

対策実行

 特に荒れはしていないが魚の気配はまだ薄いな、今日か明日くらいまではこの調子って感じかね。

 流石にこの辺りの魚を捕りつくしたとも思えないが、間違いなく毎日毎日何処かからやって来るだろうし。

一段目でそこそこのサイズのイワシを数匹、二段目でアジを二匹か、まぁ足りはするだろうが消費した焼き干しは補充できないな。


 一度拠点に戻って装備を入れ換えて建築現場を目指す、なんというか足元がグチョグチョで動き辛いな、この様子だと乾いた枝を使っても焚き火をするのは難しいな、まぁ地面にそのまま薪を組んだ場合だが。

 その辺りは小細工でなんとかしよう、幸いな事に必要な物は揃っているし。

到着した建築現場は一昨日となんら代わりないと思う、とりあえずいろいろとチェックしていこうか。


 まずは側溝だが、側溝より外側の地面がやや削れているな、流れる水の勢いでそうなったんだろうが対策をしようにも雨の量で位置は変わるしな、無難に竹でも転がしてお茶を濁すとしようか。

 さて、予定外の状況のせいで側溝に若干の土が入ってしまってはいるが問題は無さそうか。

排水路の方は少し水が溜まっているポイントもあるが問題はないか、とりあえず後で出口まで行って確認しておこう。


 続いて薪だが全くではないがほぼ濡れていないな、多少湿気を帯びてはいるがすぐに乾くだろう、これなら屋根を補強する必要もないだろう、昨日の雨は豪雨と言っても差し支えない大雨だったしな、アレでこの結果なら十分だ。

 とりあえず一通り見て回って問題はないか、このまま作業を進めていっても大丈夫そうだな。

一先ず壁の前に竹を地面に並べての舗装からか、若干側溝に向かって下っているし特に調整や盛り土の心配がないのは幸いだな、まぁ壁の端材だけでは足りそうもないから後で拠点に転がしてある予備を持ち込む必要はあるがその程度なら些末な問題と言える。


 釣糸で端材やらをまとめてシート状にしてしまう、流石に一本一本丁寧にと言うのは面倒だし時間が掛かりすぎる、いやそもそもこの方法なら今からでなくても構わないか、拠点に戻って、いやいや端材を持ち込む手間を考えるとそういうわけにもいかないな。

 全くもってままならないが仕方がない、午前中はこの作業に使うとしよう。

とりあえず作って行く、流石に全てを埋めるには材料が足りないがそれは午後からで、一先ずは半分程度が埋まるならそれで良い。


 流石に濡れた薪を運び込むのは問題が有るからと今日は墨巣さんが休みを取っている、まぁ洗濯とか水浴びとかこの隙に済ませてしまうのだろう。

 俺としても別に異論は無いし、そもそも手伝ってもらっているんだ、安全性に問題がある以外で文句を付ける立場に居ない、そもそも俺一人でやる予定だったのが墨巣さんのおかげでかなり大幅に作業が進んでいるんだ、1日2日休んでもらっても十分にお釣りが出る。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ