とりあえず完成
一先ずナイフで大まかに線を入れていく、まずは中央部分をくり貫く作業だが、これはノコギリと鉈で一気に可能か、続いて節抜きと両端側面上部の穴あけ、最後に排水部分を抜けば完成となる。
まずはノコギリで大まかに削る場所に合わせて切れ込みを二ヶ所入れていく、後は鉈で適当に割って行けば中央部分のくり貫きは終了となる。
流石に綺麗に真ん中で割れたとは行かないが、それでもいい感じに割れたな、後は節を金槌で綺麗に取り除いて、まだ竹の形を残す両端部分をナイフで少しずつ傷付けて丸くくり貫いていく。かなり難しいが一応はやり方を覚えている、やれなくはないんだからやるだけだ。
とりあえず片側をくり貫く事に成功する、そこから節を抜いて貫通させ、これで七割か、とりあえず曲げた竹を差し込んでチェックする、まぁサイズ的には問題ないが水量次第だと漏れるだろうな、まぁ多少はマシというだけで良しだな。
苦心してもう片側もくり貫いて節を抜いていく、これ、まだもう一本作るんだよな、かなり面倒なんだが。
作らないと直角カーブを水が曲がれずに溢れ出るだろう、まぁ小細工したこれでも多少は溢れるんだろうが、それでも作らないといけないのがなんとも。
こちら側は排水も考えて完全に節を抜いておく、後はこれを組み上げてセットするだけだな。
とりあえず竹を穴に差し込んでセットするとりあえず問題はないか、後はもうひとつ同じ物を作れば側溝は完成となる、流石に排水路まで整備となるともう2日は欲しいしな。
流石にそこまで時間を作れない、せいぜい休暇中にでも竹を割るだけ割って翌日にってところだろう。
流石に二度目ともなると慣れるな、流作業と言うか同じような物を作るのは得意だしな、まぁ微妙に勾配が違うから全く同じ物を作るという訳にもいかないのだが。
テキパキと竹を加工して、夕方前には完成する、とりあえずセットしてみるが全く問題はないな、まぁ水が流れないと本当に問題がないかは確認できないが、それは明日だな、流石に時間もないし流すための水も持ち合わせていない。
その辺りは明日だな、とりあえず今日はもう切り上げてに漁にしよう、それに今日は大事な日で見逃せない日だ、そこそこ晴れてきて楽しめそうだしな。
何時ものように水を抜いて魚を捕るがやはり少ないな、二段目も同じく水を抜いていく、これで多少はマシになるだろうがしばらく続くなら手間だし体力も消耗する、小さい事ではあるが問題ではあるな、早く終わって欲しいがさて、どうなるかね。まぁ一回1日だけ洒落にならない不運に比べればマシかもしれないがら残念ながら比べるにしても数値化できないから感情論でしかない、メリットデメリットの数では測れないしどちらが良いという話ではないのだが、少なくとも腹が満たされるという一点でマシだな。




