竹加工
今日は相変わらずアジが多いな、最近ゴンスイが少ないのが残念でならない、まぁ何時かは捕れるだろうし楽しみにしておこう。
拠点に戻って捌いていく、テキパキと大量の魚を串打ちしては焼き合間を見て皿に並べていく、今日は墨巣さんが不漁だから若干ながら物足りないが焼き干しを減らす程ではない、まぁそういう日もあるか。
いや、むしろそんな日の方が多いのが当たり前と言えるだろう、まぁそんな事より目下の問題は明日の天気だな。
明日もこんな日和だとかなり困るんだがな、何せ明日は新月だ、せめて夜の間だけでも雲が晴れてくれればと願うが、さてどうなるかね。
腹を満たしたところで竹を曲げていく、微妙な調整ではあるがこの辺りは流石にトライアンドエラーを繰り返すしかないだろう、まぁ流石に完璧さを求める事はしないから調整はもう一回くらいと言ったところだろう。
目覚めは少しばかり悪い、なんか眠気が残ってる感じがするが珍しいと言えるだろう、何時もはスッキリした目覚めなんだがな、疲れのせいかそれ以外か。
まぁ少しばかり辛いと言う程度だし問題無しとしておこう、無駄に思考を回しても成果になるはずもない、何より意味もないしな。
何時ものように準備を済まして磯に向かう、今日はできるなら水浴びもしたいがさて天気も良いから天体観測もできそうだしな、まぁ順当に明日になるか、まぁ夜の天気で変更となるが予定に組み込んでおこう。
若干荒れ気味の磯、かなり白波が立っているな、何より魚の気配が薄い。
久々のリバウンド期か、これは夜の天気にも期待ができそうにないな。
まぁやれるだけの事をやるという基本理念は変わらない、取れる最善手を打てば最善には近付いて最悪からは遠ざかる。
とりあえず二段目まで手を拡げての漁でなんとか量は確保できた、リバウンド期ではあるが最悪ではないらしい。まぁ最近は極端な幸運はないし触れ幅が少ないってところか、ただ長引きはするだろうが。
一度拠点に戻って装備を入れ換えて建築現場に向かう、さて昨日の調整で問題ないレベルになっていてほしいな、流石にそろそろ焼け焦げて燃え付きそうだし。
やはりと言うべきかまだもう少し曲げる必要があるな、とは言えそろそろ強度的な問題が生まれるか、新たに竹を取りに行くか。
まぁ元となると言うか、基準は今まさに持っている竹を使えば良いわけだし、やや手間ではあるが時間のロスとしては許容範囲には収まる筈だ。
滞在1分で再度拠点に戻り、そのまま竹林に向かう、何度も来たくないし数本持っていくとしようか、適当な太さの竹を数本束ねて担いで拠点まで持ち込む、まぁ予備と考えるとして、邪魔にならない場所に転がしておこう。




