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疲れ

 かなり疲れたんだが休む間もなく、磯に向かう必要がある、さぁ最後のもう一踏ん張りだ、ご飯のために最後の気力を振り絞れ俺。

 疲労困憊でもサイフォン先生の技術は自動で水を抜いてくれる、人物名が由縁だったとしての感謝ではあるがサイフォン先生ありがとうといったところか、これで全く関係ないと物凄くバカを見せている事にはなる、まぁ口に出さない思考の中だけの事だから俺以外に知れる心配もないしバカを見た所でこの程度と言える物ではある。

さて、ほぼ不労所得として魚を手にいれ拠点までゆっくり登る、地味に体力を奪ってくれるがここさえ越えてしまえば後は一歩も動かずにとはいかないがほぼ不動で1日が終わる。


 テキパキというより、ユッタリと魚の調理を終えて腹に入れていく、かなり辛いな、このまま泥のように眠りたい。

 食事を終えて歯みがきもそこそこにテントに潜り込み、そのまま体を横たえる。

食後すぐに寝るのはあまり良くはないのだがもう限界だ、睡魔に体を任せるとしよう。



 かなり疲れが残っているな、やはりもう1日の休息が必要らしい、とりあえずのんびり過ごすとしよう。

 「すまない、少し動けそうにないから今日は休ませてもらうよ」

そう宣言する、無理できないレベルの疲れは久しぶりだな。

「まぁ見てたら解るわよ、私の方は作業を進めるわ、もう少しだから今日で終わらせたいし」


 あぁ、もうそんなに進んでいたのか、さて次は何をしてもらうのが、或いは何をするのか聞かないとな、作業内容によってはサポートも必要だから色々とずれ込むし。

 まぁそれは後回しだ、一先ず糧を手に入れない事には何も始まらない、疲労もあるが朝の漁に出発しよう。

何時ものようにホースをセットしてサイフォンで一気に水を抜いていく、そのまま鍋でも水を掻き出すがやはり何時もより遅いし精彩を欠いている、それでも始めた頃よりは早いが、今の標準から考えると最低の動きとしか言えない。


 ただ、俺が疲れていようが精細を欠いていようが、捕れる量には全く関係しない、単純に運と言うか、その日の海の状態で変わる。

 今日はイワシが多いな、梅と一緒に煮付けたいところだが無理だし、単純に煮付けにするか、この量だと旨味が溶け出して染み込んで、かなり良い煮付けになりそうだな。


 拠点に戻って昼飯の用意だけ済ませてテントに引きこもって体を横たえる、さぁ今日で疲れを取ってしまいたいな。

 墨巣さんが頑張っている最中でコレはまずいが、どうしようもないくらいに疲労が体を蝕んでいる、こんな状態で無理をしても何も生み出さず、より悪くなるだけだと理解しているが、全くもって情けないな。

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