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サッパリと

 夕食を終えて石鹸とタオル片手に池を目指す、ついでに鍋とかも洗っておこうか。

 池から川を少し下った位置で鍋やらを洗い、服を脱いで体を浸ける、やはり冷たいな、それでも体と頭を洗ってサッパリして汚れも皮脂も洗い流す、なんと言うか明日からまた頑張ろうって気分になるな。

こう活力が湧いてくると言うのか、気分が一新されると言った感じだな、だからと言って毎日スッキリできるほど十分な量は無かったりするのだが。


 ついでに洗濯も済ませて着替えて拠点に戻る、墨巣さんが残してくれていた焚き火で冷えた体を暖めるのだが、この時期になってくると夜でも何もしなくても生ぬるい風が体をある程度の温もりで包んでくれるな、あまり気分が良いものでは無いのだが春先の寒さよりはマシか、いやあの頃は拠点でお湯を沸かしてたからそんな心配は無かったな。

 さて、体も程よく暖まった事だし眠るとしようか、明日も大仕事だしな。



 流石に寝袋に入ったままだと寝苦しくなってきたな、冬用の分厚いやつだから熱が逃げなくてサウナスーツみたいになってしまっている、そろそろ寝袋から掛け布団に使用用途を変更すべきか、朝には蹴飛ばされて何処かに行ってるだろうけど。

 ノソノソと這い出て体を解す、さて今日も一日頑張りますか。


 いつものように朝の準備を済まして磯に向かって歩き出す、今日もそこそこの雲は有るが降りそうな気配はないな、なんと言うか驚異の日照率だな、ここに来てから雨が降ったのは両手で数えきれるくらいだし曇った日を入れても一月に届かない、かなり南だし回りは海だから相応に雲とか湧きやすいと思うんだがな。

 いや湧いてはいても島の真上に来るかどうかは別問題で、それが雨を降らすかどうかもまた同じくだ。

さて磯に到着した事だし、いつものように水を抜いていくとしよう。


 ゴンスイ多めで気分はホクホクだな、ただサイズが少し小さめでは有るが、まぁそろそろこの辺りの魚は捕り尽くした感も無くはない、すぐさま何処かしらから現れて空いたスペースを埋めるように居着くというか休憩しているから問題ないと言えば問題ないのだが、あまりやり過ぎると居なくなりそうで怖いな、だからと言って漁場は他には無いのだが。

 対策を考えた方が良いのかね、こう餌を撒くとかして居着いてもらうとか、隠れやすそうな場所を作るとか、そんな感じの事をすべきだろうか。


 ツラツラと思考を回しつつ建築現場に到着して穴堀作業といこうか、とは言えさて、昨日は簡単に掘るだけで良いと思っていたんだが、流石にそんな訳にはいかないよな。

 当たり前だが水が通る以上、土は削れるし、流れを考えて排出部を作らないと溢れ出すだけだ。

前者に関しては竹を埋め込めば良いとして問題は傾斜だな。


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